吉川 佳佑株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部起業家教育事業責任者
私はガイアックス入社前、7年間高校教師として働いていました。そしてそこで行っていたのがアントレプレナーシップ教育でした。アントレプレナーシップ教育は単に起業のノウハウを学ぶだけでなく、その中で起業家という職業・生き方に出会ったり、社会のルールや世の中のトレンドを知ったり、課題解決力を身につけたりすることに魅力があります。生徒も先生も夢中になるプログラムを貴校でも実施しませんか?
アントレプレナーシップ教育(※)プログラム「起業ゼミ」を提供する株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775、以下ガイアックス)は、兵庫県の「若年層向けアントレプレナーシップ教育プログラム導入事業」業務を受託し、「起業」をテーマにした探究プログラム「ひょうご起業ゼミ」(以下、本プログラム)を、兵庫県内の中学・高校に対して無償で提供することが決定しました。
本プログラムで生徒は、興味・関心のある領域から社会課題を見つけ、情報を収集し、解決策となる新しい商品・サービスの考案とプレゼンテーションにチャレンジします。
なお、授業は起業と教育に精通した当社のメンバーが務め、授業スライドやワークシートなども用意しているため、学校は負担を最小限に抑えてプログラムを導入することが可能です。
※:自ら社会課題を見つけ、課題解決に向かってチャレンジしたり、他者との協働により解決策を探求したりすることができる知識・能力・態度を身に付ける教育(文部科学省「全国アントレプレナーシップ人材育成プログラム」( https://entrepreneurship-education.mext.go.jp/ )より引用)
本プログラム概要:生徒も先生も主体的になる「起業」をテーマにした探究プログラム
本プログラムのポイントは大きく以下の3点です。
1.起業と教育のプロが授業を担当
授業を務める講師は当社で起業支援に携わるメンバーであり、全員教育の現場経験も有しています。起業と教育両方の知見を持ち合わせているため、難しいテーマでも中高生が理解しやすく、そして興味を持ちやすい授業を行います。
2.生徒が主体的になるコンテンツ設計
本プログラムでは生徒が活動に没頭できるよう、以下の点を意識してコンテンツを設計しています。
- 自分自身が興味・関心のある領域で課題を設定
- アウトプットを重視し、グループワークが基本
- 達成感を得られるよう、ワークをスモールステップに細分化
なお、本プログラムのベースになっている当社のアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ」は、生徒のこれまでの平均満足度が85%を超えています。
3.先生もプログラムに集中できる
授業の準備や当日の運営は全て当社のメンバーが行うため、事前の打ち合わせ以外、先生が準備することはほとんどありません。そのため先生も生徒たちと共にプログラムを楽しみながら、学習の様子の観察や、評価に集中できます。
そして、本プログラムの概要は以下の通りです。
授業名:
ひょうご起業ゼミ
概要:
生徒が自身の興味・関心のある社会課題をベースに、情報収集、解決策考案、プレゼンテーションにチャレンジする、ワークショップ形式のプログラム。標準カリキュラムを受講すると、日本政策金融公庫主催の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」や兵庫県・大阪府主催の「スタートアップチャレンジ甲子園」などのビジネスコンテストにエントリーできる状態になる
目的・ゴール:
- 世の中にどのような社会課題があるかに気づく
- 起業・スタートアップへの興味・関心を高める
- 社会課題を自分事として捉え、課題解決の型を知り、主体的に解決に取り組む資質を育む
おすすめな学校:
- 総合的な学習の時間や総合的な探究の時間で、生徒が主体的になるプログラムを実施したい
- 生徒が日本政策金融公庫主催の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」や兵庫県・大阪府主催の「スタートアップチャレンジ甲子園」などのビジネスコンテストに出場しており、より良い状態でエントリーしてもらいたい
- 起業に興味がある生徒が多く、刺激を与えたい
対象:
兵庫県内の中学校・高校・中等教育学校・高等専門学校(1~3年生)
※クラス・学年・学校単位での導入を基本とするが、15名以上が参加できる場合、部活動や希望者などを対象にすることも可能
募集数:
10校
※応募多数の場合は兵庫県・教育委員会・当社で、申し込み内容を総合的に判断し、導入校を決定する
場所:
各学校が指定する場所(例:教室、講堂、体育館など)
実施期間:
採択決定後、お打ち合わせの上、順次〜2025年2月9日(日)
※具体的な実施日時は各学校と打ち合わせのうえ決定
所要時間:
50分/コマ×6コマ(標準カリキュラム)
※1コマあたりの実施時間や合計コマ数は変更可能
※コマ数は4コマ以上の実施が望ましいが、導入校の実情に合わせて1~3コマでの実施も可能
※コマ数決定の目安(4〜6コマ… 自分の商品やサービスのアイディアを発表できるようになる/1~3コマ… 起業やスタートアップの魅力とアントレプレナーシップの重要性を理解する)
実施内容:
【1コマ目: 課題設定①】
- 新しい商品・サービスがどこから生まれるのかを、身近な商品・サービスを例に知る
- 社会課題とは何かを知り、世の中にどのような社会課題があるかを洗い出す
【2コマ目: 課題設定②】
- スタートアップとは何かやその魅力を知る
- 洗い出した社会課題の中から、自身の興味・関心のあるものを1つ選ぶ
- 課題の解像度を高めるために、ペルソナ(特にどのような人が困っているか)を設定する
【3コマ目: 情報収集】
- ペルソナへインタビューを行うことの重要性やインタビューのコツを知る
- インタビューの準備を行う(インタビューの実施は希望者のみ、最終日までの課題とする)
【4コマ目: 整理・分析①】
- アイディア発想のコツを知る
- 選んだ社会課題を解決するアイディア(= 商品・サービス)を考案する
- 考案した商品・サービスをビジネスとして社会に実装する方法を考える
【5コマ目: 整理・分析②】
- 実際の起業家のプレゼン動画を視聴し、プレゼンのコツを知る
- 考えたアイディアを資料にまとめ、プレゼンの準備を行う
【6コマ目: まとめ・表現】
- 参加者全員が小グループで考案したアイディアのプレゼンを行う
- 今後活動を継続することを希望する場合、どのようなことを行うべきか(例: ビジネスコンテストへの出場など)を知る
- 兵庫県や神戸市をはじめとする地方自治体でどのような起業支援が行われているかやそのメリットを知る
※本プログラムのベースとなっている当社のアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ」で実際に使っている教材は、当社のwebサイトでダウンロードいただけます。(詳細は後述。)
費用:
無料
講師:
吉川佳佑
株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部 起業家教育事業 責任者
金沢大学学校教育学類卒業後、地方の私立高校に教諭として赴任。探究学習と起業家教育の推進を行い、取り組みが経産省のプログラムに採択される。その後、N高等学校での勤務とS高等学校の立ち上げを経て、現在は株式会社ガイアックスにて起業家教育事業の責任者として、全国の学校・自治体・民間企業と連携しながら自社の起業家精神育成プログラム「起業ゼミ」を展開。また、本業とは別に民間企業の教育活動支援を行う受託会社の代表も務める。
※講師は変更になる可能性あり
学校様にご準備いただくもの:
- スライドを投影するためのプロジェクターとスクリーン、もしくは大型モニター
- 講堂や体育館などで授業を行う場合はマイク
主催:兵庫県(産業労働部 新産業課)
運営事務局:株式会社ガイアックス
過去に開催したプログラムの様子
本プログラム実施までの流れ
STEP1
各学校の環境に合わせて、下記のいずれかのフォームより必要事項を送信
※募集期間:2024年4月24日(水)〜2024年5月24日(金)
※お申し込みの際は、必ず所属長の確認の上、お願いいたします。
※生徒による応募は受け付けません。
▼Microsoft Forms
https://forms.office.com/r/xXhvZ0PLHU
STEP2
2024年6月3日(月)までに送信されるメールで採択結果を確認
STEP3
オンラインで事前打ち合わせを実施し、具体的な実施日時や内容をすり合わせ
STEP4
順次プログラムを実施
担当者よりコメント
兵庫県 産業労働部 新産業課
起業家・スタートアップは、今後の産業を担うとともに、地域の社会課題を解決し、県内経済に新たな展開を生み出す原動力です。起業のさらなる活性化には子どもの頃から、社会課題に気づき、主体的に取り組む人材の育成が重要です。そのため、県内各地の中高生を対象として、自ら課題を発見し、解決策を考える実践型教育プログラムを提供いたします。
起業ゼミについて:起業をテーマにしたホンモノの探究プログラム
起業ゼミとは起業家輩出企業・ガイアックスの起業支援のノウハウを教育コンテンツ化したアントレプレナーシップ教育プログラム。レクチャーはビジネスと教育に精通したガイアックスメンバーが担当し、参加者は自分の興味・関心領域で課題発見から情報収集、ビジネスモデル構築、そして最後はプレゼンにチャレンジします。
これまでに産学官で連携しながら80を超える学校で9,000名以上がプログラムに参加。2021年には経済産業省「キャリア教育アワード」奨励賞を、2022年には同アワードで経済産業大臣賞(最優秀賞)も受賞しています。
起業ゼミ実施校(一部)
東京都立千早高等学校、海城中学高等学校、桐朋中学校・桐朋高等学校、武蔵高等学校中学校、関東第一高校、ドルトン東京学園中等部・高等部、田園調布雙葉中学高等学校、早稲田大学系属早稲田実業学校、東京都立農業高校、青翔開智中学校・高等学校、島根県立隠岐島前高等学校、安田女子中学高等学校、土佐塾中学・高等学校、福岡女子商業高等学校
産学官連携の実績(一部)
自治体:北海道庁、長野市、名古屋市、山口県、広島県、高知県、飯塚市
高等教育機関:筑波大学、Tongali(東海圏の大学コンソーシアム)、福島工業高等専門学校、石川工業高等専門学校
民間企業:ノーステック財団、CISCO、アルファドライブ、Prima Pinguino
起業ゼミ詳細(実際に使用している教材をweb上で無償公開しています)
https://gaiax-startup-studio.com/entrepreneurship-education/
株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、web3/DAO事業、インキュベーション事業
URL: https://www.gaiax.co.jp/