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スタートアップとは?ベンチャーとの違いは「革新性」成功実例と将来性を解説

最終更新: 2024年6月19日

 

スタートアップは「革新的なアイデアや独自性で新たな価値を生み出し、社会にインパクトを与える企業」のことで、短時間のうちに急激な成長とイクジットを狙います。一方ベンチャー企業とは、「既存ビジネスを更にスケール化したり中長期的に課題解決に取り組む企業」で絶対的なイグジットへの固執はありません。

今回はよく疑問を持たれる「スタートアップとは何か?」という疑問にガイアックス・スタートアップスタジオのメンバー全員で答えていきます。本記事での主な内容は以下の通りです。

・スタートアップとベンチャーとの違いは何か
・スタートアップ事例
・スタートアップの将来性

なお、Gaiaxでは起業支援を行っています。今事業を作ろうと思い、マーケティングやプログラミング、経理などのバックオフィスができるメンバーがほしい方、出資してほしい、事業アイデアを相談したい方が対象です。これらにあてはまる方は、ぜひオンラインで相談できるスタートアップカフェにお越しください。
» Gaiax スタートアップカフェ

スタートアップとベンチャー企業の違い

結論からお話すると、スタートアップは「革新的なアイデアや独自性で新たな価値を生み出し、社会にインパクトを与える企業」のことで、短時間のうちに急激な成長とイクジットを狙います。一方ベンチャー企業とは、「既存ビジネスを更にスケール化したり中長期的に課題解決に取り組む企業」で絶対的なイグジットへの固執はありません。

以下段落で深堀りして解説します。

スタートアップ企業とは

スタートアップとは「革新的なアイデアや独自性で社会にインパクトを与える企業」のことを言います。そして、ごく短時間のうちに急激な成長とイグジットを狙います。これを可能にするには、市場においてある程度受け入れられると確信が得られたビジネスモデルである必要があります。

その為、スタートアップを連続的に創出するガイアックス・スタートアップスタジオでは想定した課題が実際に社会的課題なのかを検証する調査に注力しています。スタートアップを成功させるのにどれ程ユーザーヒアリングが重要なのか、その効果はどれ程絶大なのかを以下の記事で詳しく解説しています。
リーンスタートアップが5分でわかる!事例を元に優しく解説

ベンチャー企業とは

一方ベンチャー企業とは、「既存ビジネスを更にスケール化したり中長期的に課題解決に取り組む企業」のことです。スタートアップはイグジットを目的にすることと対照的に特別なイグジット(出口)は設けず、持続可能な収益を追いかける特徴があります。

そもそもベンチャー企業とは「ベンチャービジネス(企業として新規事業へ取り組むことをいう)」から作り上げた造語なので、正しい定義は存在しません。特徴だけで識別すると、日本の多くの中小企業はベンチャー企業と呼ばれるでしょう。

Nagatacho GRiD, 5F Midori.so

【第一人者の声】スタートアップの事例とその秘めたる可能性

DAO事業部 副事業責任者 廣渡裕介

廣渡 裕介

DAO事業部 事業責任者

株式会社ガイアックスにて2022年にDAOに特化した事業部を創出し、シェアハウスDAOの組成を切り口にこれまで約30件のDAO組成運営支援を実施。現在は企業や自治体のDAOのコンサルティングサービスを展開中。

それではスタートアップスタジオ事業部・本部長の佐々木さんからお答えいただきます!

スタートアップ事例1:Slack

佐々木 喜徳

佐々木 喜徳

執行役・スタートアップ事業部責任者

組み込み系ベンチャーやC向けインターネット関連業務の経験を活かし、フリーランスエンジニアとして独立。 その後、フィールドエンジニアリング会社の役員経て2007年にガイアックスに参画。スタートアップスタジオ責任者として起業家への事業開発支援や投資判断を担当。スタートアップスタジオ協会を立ち上げ、スタートアップ挑戦者の裾野を広げる社会活動に取り組んでいる。

佐々木:はい、僕のお気に入りのスタートアップは「Slack」です。Slackは今でこそチャットコミュニケーションツールの代名詞ともなっていますが、元々はゲーム開発が主力で、そのゲーム内でのチャットツールとして開発されたのがSlackでした。
ユーザーのニーズを追求し、ピボットを繰り返した背景がとても好きです。

スタートアップの可能性としては、社会が必要とする組織であることが可能性の大きさを示しています。既存のモデルを重ねてつくったところでパイの取り合いにしかなりません。経済を回していくには新しい価値を作り上げ、そこに資金を集めていくことが必要です。この流れを実行するのはスタートアップが最適だと確信しています。

廣渡:鉄道やシェアリングエコノミーも全てそうですよね。そういう意味では、文明を創る民間企業とも言えるかもしれませんね!

次はプロダクト開発やゼロイチ創出担当であり、ブロックチェーン協会の理事も兼任されているさん、よろしくお願いします。

スタートアップ事例2:Gunosy (初期)

峯 荒夢

峯 荒夢

開発部責任者・Chief web3 officer

株式会社ガイアックス web3事業本部責任者 兼 一般社団法人日本ブロックチェーン協会理事。2015年よりブロックチェーンの研究開発を開始。情報サイトBlockchain Bizを運営し、ブロックチェーンに関わる3冊の書籍の出版に携わる。鳥取県智頭町・静岡県松崎町らとの「美しい村DAO」のシステム開発や、早稲田大学・芝浦工業大学などと連携し、スマートシティーへ向けたLiDARネットワークの開発も行う。ブロックチェーンの国際標準を策定するISO / TC307国内審議委員会委員も務める。

峯:ニュースをサイトにアグリゲートしてそれを個別最適化して表示するというシンプルのサービスでしたが、機械学習の活用方法と自分のニーズがマッチしていてすごくいいサービスでした。縦スクロールのタイムラインで表示され、ニーズに対してソリューション一直線であるところが非常に好感をもちました。あるときSmartNewsのようにタブが出てきたところで離脱した思い出がありますが。。

スタートアップを推進する理由は、新しい常識を生み出す組織ということです。スタートアップは最終的に多くの人の課題を解決し欠かせないものになります。新しい常識を生み出していくことが実は人類の進化なんじゃないかと思っているのが最近の考えです。

廣渡:やはり人類の進化につながるのがスタートアップなんですね。ありがとうございます。

次はノーコードを使いこなしMVP領域で抜群の価値を発揮している日野くんお願いします!

スタートアップ事例3:メルカリ

日野:僕の好きなスタートアップは「メルカリ」です。山田さんのミッションが大量廃棄を減らし資源を循環させるという地球規模のミッションを掲げているところが好きです。
スタートアップに感じている希望は、人々が自分の熱意をぶつけられることです!

廣渡:ありがとうございます!

次はスタートアップスタジオ内で新規事業「Otell」を創出している富士さん、よろしくお願いします。

スタートアップ事例4:Rent the Runway

富士茜音

富士 茜音

Otell事業責任者

20卒ガイアックス入社。現在は仕事環境が整ったワーケーションにぴったりのホテル予約サイト『Otell(オーテル)』の事業責任者。ガイアックス代表の上田が解説するYouTube「経営カレッジ」に出演。大学在学中は、インドでボランティア活動や学生団体にて日本人学生向けに海外インターンシップを企画/運営などをしていた。

富士:はい、私はアメリカ発祥の「Rent the Runway」が好きです。普段では手にすることのできないようなドレスやジュエリーをレンタルすることができるプラットフォームサービスです。
スタートアップに魅了されている理由は、大企業や政府がアプローチできない領域に素早く取り組むことが出来るからです。

廣渡:ありがとうございます!

次はガイアックスのインターン生として自身の事業アイデアで仮説検証中の麻生さん、よろしくお願いします。

スタートアップ事例5:DOKI DOKI,INC.

麻生:私の好きなスタートアップは「DOKI DOKI,INC.」です。ライブストリーミングの音声コミュニケーションアプリ「Dabel(ダベル)」など、「音声」にこだわったサービスを展開しています。

そして私がスタートアップに感じる希望は、人類がより自然の中の一部に立ち返ることができるような「ぬるっとした発展」をしていく社会に近づけてくれることです。

廣渡:「ぬるっとした発展」ですか。面白い表現ですね!

次は最近ガイアックスから出資が決まった「FEMMA」の代表・前田さんお願いします。

スタートアップ事例6:clue

前田:はい、私の好きなスタートアップは「clue」という、フェミテックという言葉を作ったドイツの企業です。
スタートアップに惹かれる理由は、ずっと誰かのために仕事ができ、ゲーム感覚で仕事ができることです。

廣渡:「ゲーム感覚で仕事ができる」というのはすごいキーワードですね。前田さんの働き方が気になります笑

次は外国人人材派遣の事業モデルで仮説検証中の倪(ケイ)くん、お願いします。

スタートアップ事例7:CAMPFIRE

倪:はい、僕の好きなスタートアップはCAMPFIREです。人々が本来の価値を発揮させる機会を与えることができるサービスに魅力を感じます。
スタートアップが好きな理由は上記の思いとつながるのですが、「世の中の人がより幸せになっていく仕組み」をつくることができるからです。どんな人にも社会に新たな価値を生み出すチャンスを与えるのがスタートアップです。

廣渡:CAMPFIREは誰もが挑戦可能な機会を与える新しいプラットフォームになりましたね!ありがとうございます。

次は高校生から様々な領域でビジネスを起こし、不思議な力を持つ大戸くんお願いします。

スタートアップ事例8:キャディ/ 起源太空

Fubuki Ohto

大戸吹貫

株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部
株式会社咲弥 代表取締役

大戸:国内だとキャディ、海外だと起源太空が好きです。キャディの会社の文化(現場主義且つ、技術力が高い)に惹かれています。起源太空は数ある宇宙鉱業でも唯一内製で全てを賄っている会社です。ケイパビリティの高さが異常値で感化されています。

スタートアップへの思いとしては人類の空想がドンドン現実になっていくことが可能性であり希望でもあると思います!

廣渡:ありがとうございます。

それでは最後に、ガイアックス社・社長の上田さんにお聞きします!上田さんの一番好きなスタートアップ企業は?
そして、スタートアップに期待していることは何ですか?

スタートアップ事例9:Airbnb

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上田 祐司

株式会社ガイアックス代表執行役社長(兼取締役)

1997年、同志社大学経済学部卒業後に起業を志し、ベンチャー支援を事業内容とする会社に入社。一年半後、同社を退社。1999年、24歳で株式会社ガイアックスを設立する。30歳で株式公開。一般社団法人シェアリングエコノミー協会代表理事を務める。

上田:僕のお気に入りのスタートアップ企業は「Airbnb」です。理由は、宿泊施設を提供するホストに株式付与をしたりアドバイザリーボードを用意するなど、ステークホルダー全体を大切にしているからです。

スタートアップ企業に希望を持つ理由は、「新しい儲かる仕組み」にとどまらず、新しい社会システムや世のあり方を作り上げる挑戦をも含んでいるケースも多いからです。

また、これからの社会をより良いものにするために、新しい感覚をお持ちの若いフラットな方々がスタートアップを通じて、社会の中心になってもらいたいと思っています。

廣渡:ありがとうございます!

いかがでしたでしょうか?これがスタートアップを生み出し続けるガイアックス・スタートアップスタジオのメンバーが抱えるスタートアップへの思いです。
まとめると、スタートアップは革命的なアイデアで新しい価値を生み出し、経済を発展させる可能性を大いにもっています。

現在は、スタートアップスタジオといった組織やエクイティ・ファイナンスという資金調達制度により、ローリスクで起業ができる世の中になっています。
あなたの「この課題を解決したい」「起業したい」という気持ちを形にしてみませんか?

スタートアップを始めたいと思ったら?

スタートアップ企業を創るにはまず、ビジネスアイデアが必要です。そこから市場規模の調査や課題の実態を検証する仮説検証を行います。
いくら起業がしやすい世の中になったと言え、ゼロから一人で進めていくよりもすでにシナジーを持った組織内で進めていく方が何倍も成功確率が上がります。

その一連のプロセスを一緒に進行していくのが「スタートアップスタジオ」です。VC(ベンチャーキャピタル)は資金援助や人脈のコネクトなど外部的な支援がメインですが、スタートアップスタジオはメンターがチームの一員となってビジネスを作りあげます。スタートアップスタジオの仕組みは以下の記事で詳しく紹介しています。
スタートアップスタジオとは?新しい起業スタイルを可能にするその仕組を解説

ガイアックス・スタートアップスタジオでは無料でオンライン相談ができる「STARTUP CAFE」を開催しています。
是非気軽に問い合わせしてみてください!

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