私たちガイアックスは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。そんなガイアックスメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」をご覧ください!
今回インタビューしたのは、ガイアックスの経理を担当する大木健太郎さん
ガイアックスでは「人と人をつなげて社会や個人の課題を解決するための事業を生み出す」をミッションに掲げて、様々な事業づくりに取り組んでいます。今回は事業づくりを経理担当としてサポートする大木さんに、使命とその裏にある想いについてお聞きしました。
大木 健太郎
管理部 経理担当
2018年Gaiax新卒入社。aini(旧:TABICA)でのインターン、経理部でのアルバイト、世界一周の旅を経て、2018年4月より正式に経理部へジョイン。
現在はガイアックスや子会社、投資先の経理を担当。仕事、社会人サッカー、サッカーコーチに邁進する今日このごろ。
「全部自分で決めていいんだ」と気がついた休学時代
ーガイアックスに入社に至った経緯を教えてください。
大学4年の時に就職活動をしていましたが、「なんで働かないといけないんだろう?」とばかり考えていて、就職活動をする意味を見失ってしまったんです。「もう無理。日本を出たい!」と思い立って、所属していたサッカー部のリーグ戦を秋までやり切った後、休学をしてフィリピンのセブに行ったんです。現地では語学学校に3ヶ月通い、そこから2ヶ月は現地のNGOでボランティア活動をしていました。そこで「働くとは何か」「幸せとは何か」をいろんな人と話す中で、自分なりに一つの考えに行き着きました。
働く理由は、結論何でもいいんだ、って気がついたんです。セブには、社会人を一度辞めて留学していたり、実際にセブで働たりしている日本人がたくさんいました。そういった人たちに話を聞いてみると、働く理由はみんな全く違ったんですよね。同じことを言う人がいなかったからこそ、何かをやる理由は何でもいい。自分で決めていいんだと気がついたんです。それまでは、「こうしなければいけない」といったものを自分の中で勝手に作っていたのですが、フィリピンのセブでの経験で、その違和感はなくなりましたね。
そういう経験を経て日本に帰ってきた後は、働くということがどういうことか知りたくて、バイトではなくフルコミットのインターンをしようと思ったんです。バイトではなくフルコミットで働きたいと思ったんです。長期でフルコミットできて、寮付きだったaini(旧:TABICA)のインターンをたまたま見つけて、2016年の10月から働くことになりました。フィリピンにおける人との出会いの経験から、人と人がつながる良さに共感をしていたのも、インターンをすることを決めた理由の1つですね。
インターンをしている中で、当時一緒に働いていた上司に、個人的なキャリア相談をさせていただいたんです。そこで話していくうちに「うちの部署合うんじゃない?」と言われて働くことになったのが、ガイアックスの経理部でした。働く中で、海外好きの部長やマネージャーと馬があったり、物事を整える仕事が得意だと気が付いたこともあり、その後ありがたいことに内定をいただき、2018年の4月に新卒社員として入社しました。
与えることでつながりが生まれていく
ー大木さんが掲げている使命についてお聞かせください。
人が自分から動き出して、誰かに何かを与えることによって、いろんなつながりが生まれるような社会であって欲しいと思っています。「与える」というのは、自分からアクションを起こして人とつながっていくことだと思っています。つながりたいと思っていても、待っているだけだったり、誰かから与えて欲しいと思っているだけでは、何も変化は起こらないはず。大小関係なく、自分から動き始められる人が増えて欲しいと思います。そんな社会に向かうきっかけをつくったり、社会を支えたりすることが、僕が存在している意味なのかなと思っています。
ーその使命に至った背景には、どういった体験があったのでしょうか。
フィリピンに行く前の僕は、人に対して「与えたい」なんて思ってもいなかったです。ずっと自分の中に閉じこもっていて、来るもの拒まずだけど自分からは動かない人間でした。
そうなったのも、中学校やサッカーのクラブチームにいたときに、力がある奴が強いといったヒエラルキーを感じていたことが理由なのでは、と思っています。その時の僕は身体が小さかったし、目立ちたくもなかったので、自分から殻に籠もって人と関わらないようにする方が安全だと思うようになったんだと思います。
ただ、フィリピンでいろんな人に対して自分から話を聞いてみると、「人と話すことって楽しいじゃん」と思えるようになったんです。自分から動き出すと、周りのいろんなことが動き出した。それもあって、自分から動き出してつながっていくことを大切だと思うようになりました。
ー現在経理という仕事を選んでいる理由は?
簡単にいうと、経理部として会社の家計簿をつけています。月にいくら使って、利益はいくらだった、というのをまとめる、といった感じですね。担当しているのはガイアックス本体と、ガイアックスが投資している会社です。光があたるポジションというようりは、後ろでひっそりと仕事をしていますね(笑)
ただ、目立たないけど、時折「いいね」と言われるような仕事に美徳を感じるんです。いつでも自分の人生の主人公は自分自身だけど、仕事としては裏方的に頑張っている人のサポートをして誰かのためになるのが好きで、今の経理という仕事を選んでいると思います。
自分の得意なところが活きていると感じるのも、今の仕事を選んでいる理由の一つですね。以前aini(旧:TABICA)でインターンをしていた時は、事業が立ち上がったばかりだったので、0から自分で仕事を探して作っていくような環境でした。ただ、0から仕事作っていくことにワクワク感をあまり感じなかったんです。経理部で働かせてもらった時に、状態を把握したりまとめたりすることが得意なことに気がついたのもあって、今の経理の仕事に行き着いています。
ーガイアックスでの仕事をする中での困難は?
日常的に起こる突発的な仕事の中には、時には「無理です」と思うようなことがあります。でもそれは、ガイアックスが物凄いスピード感でイノベーションを起こしているからで、そのスピード感によって必要になってくる現状の把握や整理は、サポートする側の強みを活かすところだと思います。個人的にはガイアックスでの経理の仕事は、イノベーターと並走して一緒に社会の変化を起こしていくような感覚ですね。僕自身も、ガイアックスのミッションやイノベーティブなところに共感しているので、自分の得意なところを活かして支えていきたいと思っています。
人生良いも悪いもない
ーガイアックスの自由について、どういったことを感じていますか?
「自分で決めていいよ」というのを強く感じるのが、ガイアックスカルチャーだと思います。例えば、サンダルで出社してもOKだったり、昼寝しても問題なかったり(温かく見守ってもらってます笑)、小さなことではありますが、自由に選ばせてもらっています。ガイアックスには、形式的なところだけを主張していくる人は少ないし、むしろガイアックスの中で形式的なところに拘っていると、ガイアックスの自由さには違和感を感じると思いますね。
ーたしかに、GRiDで会う大木さんの風貌からは、「自由」がとても伝わってきます。自由の一方で、責任についてどんなことを感じていますか?
自由にできる裏には必ず責任がありますよね。僕も自由に働かせてもらっているからこそ、自分の目の前の仕事で価値を発揮するのは当然のこととして思っています。自分の周りで起こることは、全て自分が巻き起こしていること。どんなスタイルで働くにしても、その結果返ってくるポジティブなこともネガティブなことも、責任は自分にあると思っています。
ーこれからの大木さんの展望についてお聞かせください
好きな言葉の一つが「人間万事塞翁が馬」で、良いことも悪いことも人生何が起こるかわからない、という意味なんです。良いも悪いも結局その人視点で思っているだけで、出来事に良いも悪いもないと思っています。結局その瞬間の積み重ねで人生は進んでいくだけで、未来のことを考えても未来に生きれるかわからない。その瞬間瞬間の積み重ねで人生進んでいくので、今を大事にして生きていきたいと思います。
インタビュー・ライティング 宇田川寛和
編集後記
経理の仕事が「バックアップではなく並走」というところに、ガイアックスらしさが現れているなと感じました。事業づくりで表に出てくる方々だけでなく、メンバーにもこんなに素敵な人がいるということが、多くの方に伝わって欲しいと思っています!