ガイアックスでは透明性を確保した採用活動の実現のため、採用活動に関するデータを公開しています。
なぜ公開するのか
世の中では、3月から説明会、6月から面接という守られていない経団連の倫理協定、採用要件に入っていない学歴要件で説明会に参加すらできない絞り込みなど、学生と企業の情報格差、極端な力の格差が存在しています。その一方、人口減フェーズに入った日本には、画一的な教育や採用によって生産性を上げるのではなく、ひとりひとりの強みや特性を生かして生産性を上げていくことが求められています。
このギャップを埋めるため、また、一人ひとりがより良い就業環境、より強みを発揮してパフォーマンスの高い働き方ができる就職活動ができるよう、ガイアックスでは採用に関する情報を公開しています。
今月のトピック:オンライン面接について
昨今のコロナウイルス対策により、会社説明会や座談会など就活イベントの中止が相次ぎ、それに伴いオンラインでの就職活動が盛んになってきています(ガイアックスでも「オンライン就活」というサービスをリリースしました)。
一方で、就活生の皆さんの中には「オンライン面接だと対面での面接と比べて合格率が低いのではないだろうか?」「オンライン面接でメモを取っていると話を聞いていない印象になるのではないか」など、不安になる方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は、3年以上オンライン面接をやっている私たちから、オンライン・対面面接の違い、オンライン面接の注意点などをお伝えしたいと思います。
オンライン面接を求めてもいいのか?
もちろんです。むしろガイアックスでは積極的にリクエストしてください。最短距離のケースでは、ガイアックスから1kmしか離れていない上智大学からオンライン面接のリクエストがあり、実施したことでしょうか。オンライン面接は特徴があり、人によってメリットになったりデメリットになったりしますので、ご自身が判断してリクエストしてください。
オンライン面接でもスーツである必要があるのか?
ガイアックスは普段からスーツではないので一切そういう事はありません。普段がスーツの他の会社では対応が分かれますので、心配であれば聞いたほうがいいと思います。HPに載っている社内の写真を見て、私服が多ければ私服で臨む、という判断も悪くないと思います。
「心配であればスーツのほうが良いのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、オンライン面接は日本全体ではまだまだ導入期のためマナーはまだ確立していないのが現状です。会社に訪問するならスーツで、と考える会社はそれなりにあると思いますが、「会社に訪問していない面接はスーツで」と想定している会社自体が少ないと思われ、聞いても会社ごとに対応が分かれるのではないでしょうか。
オンライン面接の特徴
- 移動時間、移動のコストがほぼゼロである
- 面接を受ける環境を自分で選択したり、作ったりできる
- 環境のデバイス依存が大きい(電源がなくなるとできなくなる、マイクの能力等)
- 実際に働いている場所、実際にいる人の雰囲気を体感できない
- 訪問、電話、受付対応、退出など訪問時の対応が不要
- 面接が突然はじまる
- 確保している時間のうち、面接に充てる時間が多い(受付からの案内などがない)
- 表情やリアクションなどが比較的伝わりづらい
など・・・
3年間で行った人事面接のうち、実施方法の記録が残っている191回についての統計です。
対面:オンライン実施回数比率
- 対面:71%(136件)
- オンライン:29%(55件)
合格率の違い
- 対面:49%(合格67/136件)
- オンライン:67%(合格37/55件)
オンライン面接のほうがかなり高い結果となりましたが、統計をとった本人としても驚いています。ほぼ同じだと思っていましたし、2018年11月時点では逆に対面のほうが合格率が高い結果になっていました。
オンライン面接の実施比率
合格率
オンライン面接の注意点
オンライン面接ではいろいろなことが起こります。注意点をまとめましたので参考にしてください。オンライン面接でも全力が出せるように願っています!
①寝坊注意!
オンライン面接は対面と違い移動時間がないのが利点なのですが、おそらくそのせいで直前まで油断してる人が多い。10分前に起きて臨もうとして失敗したのか、寝坊で開始時間後に連絡来ることが結構あるので注意しましょう。
②ツール準備、ログインは早めに!
オンライン面接は対面と違って多くの機材を使います。PC、スマホ、イヤホン、アプリ、インカメラ、ネット回線など・・・。そのどれか一つでも調子が悪いと万全になりません。特に多いのが「すみません、アプリダウンロードしていませんでした」という件。PCでつなごうとしてトラブルがあり、スマホに切り替えたもののアプリが入っていなくて10分待つ、というのは結構多いです。焦った状態で選考に臨まなくて済むように早めにスタンバイしましょう。zoomやhangoutの場合、スマホでは専用アプリのダウンロードを促されることになります。スマホの容量いっぱいだったりすると焦ることになるのでご注意ください。
③声とリアクションは大きく
オンラインミーティングで一番のストレスは「聞こえづらい」こと。不慣れだと適切な声の大きさがわからず、周囲を気にしてつい、声を小さくしてしまいがちです。これを防ぐために、心持ち大きな声で始めると良いです。例え大きすぎても、受け手の方で調整できますので問題ありません。また、大きい声を出しても大丈夫な場所を用意すると良いでしょう。
オンラインミーティングでは、ちょっとだけ頷くなどリアクションが小さくなりがちです。リアクションが小さいと話している側は対面で話すよりもより一層話しにくくなります。オンライン面接は受け取る情報量も、送り出す情報量も格段に減ってしまうので、1.5倍位大げさにやると良いと思います。
④聞こえなかったら遠慮せず言って!
音声は頻繁に切れます。ですので、音声が聞こえなくてもなんとなく聞こえてる・・・みたいな状況がよく発生します。その場合は、ちゃんと聞こえていない旨を言ってください。どちらの回線のせいかなんてわからないですし、こちらも「○○まで聞こえてましたがその後聞こえてません」と言っていただければそこからもう一度説明しやすいのでありがたいです。
⑤マイク付きの有線イヤホンがオススメ
イヤホンは必ず使いましょう。PCやスマホから直接音声出力したり、本体のマイクを使っていると、こちらの音声を本体がもう一度拾って大きな音になってしまったり、聞こえづらくなることがあります。また、PC本体のマイクで話していると、巨大なタイピング音がマイクに入って非常に話しづらいです。また、イヤホンマイクだと⑥のBGM対策にもなったりします。
最近はワイヤレスのイヤホンが多いですが、通信状況が悪かったり、そもそもマイクの性能が落としてあったりして通話には適さないものがあります。また、ワイヤレスイヤホンは充電が必要なため途中で切断されたり聞こえづらくなったりするリスクは避けたほうが良いかと思います。
⑥環境音が小さいところを選ぼう
イヤホンをしていると自分ではあまり気づきませんが、周囲の音や話し声、店舗のBGMは意外とマイクが拾って相手に送ってしまいます。特に複数人の談笑は映像が見えないだけに非常に気になります。こちらが話した内容も伝わっているのか少し不安になります。事前に調べておくと良いでしょう。
⑦デバイスは充電しながら、せめて満充電
1時間ほどのオンライン面接をすると、かなりの電力を消費します。途中で電源が切れてしまうと連絡手段もなくなって面接を再開できないこともありますし、電池が減ってくると面接に集中できなくなってしまうため、しっかり充電しておきましょう。また、最近のスマホでは3.5mmイヤホンジャックがないため充電しながら有線イヤホンを使おうとすると専用のアダプターが必要ですので注意しましょう。
2020年4月以降入社選考(通年採用)
通年採用について
2020年4月入社(いわゆる20卒)以降の入社統計については、年次を記載すること無く統計を公表致します。入社時期については個別の事情であり、選考の中で話し合いながら決定します。3月末に学校を卒業される方は引き続き4月入社をイメージされるかと思いますが、9月卒業で10月入社、いわゆる第二新卒として内定即入者や、時には大学に在学のまま契約社員や正社員として入社するケースなども想定しています。
採用状況について
2020年4月入社採用以降の採用定員は決定し次第公開いたします。例年の数字としては、概ねビジネスプロデューサー職:4名、エンジニア職2名の採用予定にしておりますので目安として掲載しております。
グラフの中:
ビジネスプロデューサー職 : Biz.producer
エンジニア職 : Engineer
ビジネスプロデューサー職
エントリーシート選考
10月から2月にかけては50名の応募があり、うち23名が合格となりました。
- ES応募:50件
- うち合格23件
- 合格率:46%
10月
11月
12月
1月
2月
2019年10月〜2020年2月通算
人事面接
10月から翌2月の面接は6件、うち3名が合格となりました。
昨年(2020年4月入社採用)に比べてかなり動きが遅くなっていますが、これは志望される候補者の方に、「ガイアックスはいつでも採用をしている」という認識が浸透した結果、候補者ご本人の中でマッチしたと感じたときに選考を進める方が増えたからではないかと考えています。
- 人事面接数:6名
- うち合格:3名
- 合格率:50%
2019年10月〜2020年2月
2020年4月入社選考(20卒選考)
採用予定人数
20卒採用についてはファウンダー・ビジネスプロデューサー職:4名、エンジニア職2名の採用予定に対して、2月末現在それぞれ7名、2名の内定承諾者がいます。
すでにビジネスプロデューサー職、エンジニア職とも採用予定人数を充足しておりますが、マッチ度が非常に高い方であれば採用可能性はありますので、採用は継続しております。
グラフの中:
ビジネスプロデューサー職 : Biz.producer
エンジニア職 : Engineer
ビジネスプロデューサー職
エントリーシート選考
1月は14名の応募があり、うち4名が合格となりました。
2月は8名の応募があり、うち5名が合格となりました。
すでにエントリーのピークは過ぎておりますが、少数ですがエントリーがある状況です。
- ES応募:22件
- うち合格9件
- 合格率:41%
1月
2月
人事面接
1月の面接は4件、うち2名が合格となりました。
2月の面接は8件、うち4名が合格となりました。
- 人事面接数:12名
- うち合格:6名
- 合格率:50%
1月
2月
エンジニア職
エントリーシート選考
1月・2月のエントリーはありませんでした。
人事面接
1月、2月とも面接はありませんでした。