ガイアックスでは透明性を確保した採用活動の実現のため、採用活動に関するデータを公開しています。
今月のトピック:ガイアックスポテンシャル採用の一人あたりコストの変化
近年の新卒採用市場の超売り手市場化により、優秀な新卒社員を確保するために高額年俸を提示したり、採用支援会社の新卒採用紹介費用も上昇傾向にあります。ガイアックスでも、5年前と比較しても急激な採用単価の上昇に悩んでおりました。
それに対して、ガイアックスでは昨年から採用広報の取り組みを強化しており、その成果が出てきましたのでレポートしたいと思います。
過去5年間の採用単価の推移(ポテンシャル採用)
ガイアックスのポテンシャル採用において、初期接触の場所は大きく分けて3ルートあります。
- HP、SNSなどからの直接応募(社外の方からの紹介も含む)
- 採用イベント、自社セミナーへの参加
- 採用支援会社からの紹介
従来はHP経由の直接応募が非常に少なかったこともあり、採用イベントでの接触でマッチしそうな方と出会い、動機づけをしていくやり方と、十分コミュニケーションを取ってマッチ度の高い紹介をしていただける採用支援会社さんからの紹介から、直接お話することで動機づけをしていくやり方を行っておりました。
この場合、採用イベントへの出席費用と、採用支援会社さんへの紹介フィーは当然に避けられない事になり、ここ5年での紹介フィーの上昇と合わせてガイアックスの採用単価は上昇してきました。
2020年卒(2020年4月入社採用)における採用単価の変化
大きく伸びてきていた採用単価ですが、2020年4月入社採用においては採用活動方針に大きな変化がありました。具体的には、「イベント、紹介中心の活動から採用広報中心の活動へのシフト」です。それによって大きな変化が生まれてきておりますのでご紹介したいと思います。
大きな変化というのは3つあります。
- 直接応募の増加
- 初期フェーズでの志望度の上昇
トップセミナーへの流入の80%が直接応募からになった、というのは以前のレポートにも記載させていただいたとおりですが、そもそも直接応募する方というのは比較的志望度が高い方ですので、この2つは密接に絡んでおります。
しかし、直接応募が増えたと言う影響は甚大で、6月末時点の内定者6名のうちほぼ全員が直接応募、すなわち紹介フィーも採用イベント参加費用もかかっていない方になった結果、2019年卒の採用に比べて60%(採用広報費用を上乗せしても2019年卒の採用に比べて約23%)の費用低減となりました。
総括:1年限りの費用から蓄積資産のための費用へ
2019年卒までと2020年卒の採用費用内訳を比較すると、最も変化したのは採用イベント・人材紹介に投下していた費用を、採用広報にシフトさせた、ということでした。
これは、1年限りしか効果が発揮されない費用を、翌年以降も効果が発揮される費用にシフトしたとも言えます。実際、昨年、一昨年の取材記事を見た、という話をされた採用担当の方は多いと思いますが、これをより積極的に推し進めました。実際のところ、来年以降に効果が出ればいいな、と思っていたのですが思いの外早く効果が出た結果となりました。
2020年4月入社選考(20卒選考)
採用予定人数
20卒採用についてはファウンダー・ビジネスプロデューサー職:4名、エンジニア職2名の採用予定に対して、それぞれ2名、1名の内定承諾者がいます。エンジニアにはフルタイムでは入社はしませんが、弊社で週に1回働く予定の方が2名おります。
グラフの中:
ビジネスプロデューサー職 : Biz.producer
エンジニア職 : Engineer
ビジネスプロデューサー職
エントリーシート選考
6月は39名の応募があり、うち7名が合格となりました。
例年、5月以降はエントリーが減っていく傾向が出るのですが、今年は5月よりも6月のほうが多いという珍しい状態になっています。
- ES応募:39件
- うち合格7件
- 合格率:18%
人事面接
6月の面接は16件でした。うち、合格者は8名でした。
エントリーシートの合格率は3月以降どんどん下がっておりますが、人事面接での合格率に大きな変化は見られません。
- 人事面接:16件
- うち合格8件
- 合格率:50%
エンジニア職
エントリーシート選考
6月は6名の応募があり、合格は2名でした。
既卒の方の合格率が低いのですが、特に基準を上げているということもありません。
- ES応募:6件
- うち合格2件
- 合格率:33%
人事面接
6月の面接はありませんでした。