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スタートアップに新卒で入るのはアリ?得るものと失うものを解説

最終更新: 2024年7月22日

 

就職活動をしていると様々な企業と出会います。その中でスタートアップに興味を持つ方もいるでしょう。スタートアップとは、新しい市場を開拓している企業のことを指すことが多く、一般的には創業から2〜3年の企業がスタートアップと呼ばれています。

就活生がスタートアップに興味をもつ理由として、「将来の起業につながる経験ができる」「裁量権がある」「色々な仕事ができる」「社内の風通しが良い」「仕事が面白そう」などの理由があると思います。一方で、スタートアップは確立したビジネスや組織が整っていないことも多く、新卒で入社することに不安を感じることもあるのではないでしょうか。

安定を求めて、組織として体制や制度が確立された企業に就職するのがいいのか、それとも将来起業することを見据えてスタートアップに入るのがいいのか。

今回は、新卒でスタートアップに就職するという進路を選択をした際に得られるものと失うものについて、分かりやすく解説します。

なお、これまで上場企業経営者を含む多くの経営者を輩出しているガイアックスでは、長期インターンシップに参加する学生の方を募集しています。事業の立ち上げを経験したい方はぜひインターン募集をご確認ください。

新卒でスタートアップに入ると得られること

スタートアップ企業とは、簡単にいうと新たなビジネスモデルを開発する企業で、市場を開拓する段階にあるものを指します。一般的に、創業から2〜3年程度の企業を指すことが多いです。また、設立したばかりで規模は小さいですが、独自性のアイデアで人々の生活や社会にインパクトを与え、短期間のうちに急激な成長をしている企業のことを言います。

人員・設備・資金が少ない状態で成長を目指すため、メンバーはプロダクト開発やサービス提供、案件獲得のためのマーケティングや営業、人員のリクルート・経理・法務・労務など、あらゆることを体験します。そのため苦労もありますが、将来起業したい人にとっては様々な経験ができて大きく成長できるため、おすすめの環境といえます。

それでは、新卒でスタートアップに入ることで得られるのはどんなことなのか見ていきましょう。

やりがいがある

スタートアップは一般の企業と比べると、すぐに幅広い仕事を任されて最先端の情報を知り、組織全体の急成長を体感できるのがメリットです。今あなたが持っているスキルや経験を生かし、また持っていなくても自分で学習することで、即戦力として受け入れられ短期間で大きく成長することが期待できます。

自分たちの新しい事業が世の中の問題を解決していくことを間近に感じることでワクワクでき、やりがいを感じるのではないでしょうか。

将来起業したい人には最高の環境

スタートアップはほとんど下積み期間がなく、取り組むべき仕事で溢れています。そのため主体的に仕事を担っていく必要がある場合が多く、言われたことをこなすプレイヤーとしてだけでなく、若いうちから事業責任者やマーケティング責任者・サービス開発責任者・プロジェクトマネージャーなど、全体を管理するディレクション層の仕事を任されることも多々あるでしょう。大きな裁量を持って働けるので、結果として自分で判断しないと解決しないことが多いですが、切磋琢磨しながら大きく成長できます。

また、経営者のすぐそばで働けるため、将来起業したいと思っている人は、自分が起業した時の様子をイメージしやすいのでおすすめです。

いろんな仕事を経験できる

少人数で仕事を回していくので、その道のプロでなくても、どんな業務でも任されます。その結果、スキルや実績も得られやすいのがメリットです。

一般の企業のように与えられた目の前の仕事だけではなく、営業からマーケティング・プログラミング、そして人事や労務・経理・法務などあらゆることに挑戦できます。

その中で、自分に向いている職種や好きな仕事など、新たな発見や気づきを得るかもしれません。

また、あなたが希望すればすぐにやりたいポジションを任せてもらえることも多く、常に高いモチベーションを持って仕事に取り組むことができます。

スピード感を持って働ける

スタートアップは、時代の流れを即座にキャッチして時代にフィットしたサービスを短期間で作り出します。社員数も少なく、上司の稟議周りにも時間がかからないので、必要な業務に集中できます。

大変だが、変化が早く、刺激的

変化の速い現代社会についていくために急速に事業が拡大するので、チームの雰囲気が数カ月ごとに全く違うものになることも多いです。

それに伴って次々に解決しなければならない問題が発生するため、スピーディーな対応が必要となり、業務が大変になるのは否めません。

拡大する事業があれば撤退する事業もあり、自分が担当する分野も変化するでしょう。見方を変えれば、仕事がマンネリ化することがないので、刺激的な日々を送れるはずです。

初期メンバーはストックオプションを得られる可能性もある

ストックオプションを得られることで、自社の株を購入することの権利を付与されることにより、一層真剣に仕事に取り組むことができるでしょう。

業績が上がれば上がるほど株価が上昇して、ストックオプションでの利益が増えます。また、個人的な株投資と違ってリスクがないのがメリットです。大企業のような年功序列・右肩上がりの人生ではなく、会社と一緒に自分の所得も連動することになるため、モチベーションも向上します。

新卒でスタートアップに入ると失うこと

スタートアップは、新卒にとってやりがいや起業家を目指すには最高の環境であり、得ることが多いです。ただ、ビジネスや組織が確立されていないことが多く、新卒で入ることに不安もあると思います。

では、新卒でスタートアップに入ることでどんなものを失うのかを解説します。

安定がなくなる

スタートアップには、会社に備わっているべき組織や制度が未整備ということが多いです。プロダクトや売上だけでなく、事業活動を支える組織や制度やノウハウも、時運たちで作っていく段階です。また、売り上げが出ていない段階で、いつプロジェクトが解散してもおかしくない場合もあります。

少人数で仕事を回しているため、自分一人の頑張りがそのまま業績に影響します。「誰かが頑張ってくれる」という気持ちでは、会社のためにも自分のためにもならないでしょう。

その代わりに、世の中がどう変化しようと、その変化の中からチャンスを見つけ「新しい事業を作る能力」が鍛えられるはずです。

新卒のための研修は少ない

新卒で大企業に入った場合、まずはしっかりとした研修を受けることになります。

しかし、アーリーステージのスタートアップでは、未経験者にスキルを教えて育てている余裕はありませんので、新卒のための研修は少ないでしょう。

自分で必要なスキルを学び、実務に生かすスタンスで仕事する必要があるため、主体的に動ける人の方が向いているといえます。

新卒の募集枠が会社によってないのも、同じ理由です。

既得権益はない

まだまだブランド力やお得意様のような顧客はないため、自分たちの実力で新しいお客さんを獲得して、サービスを提供しないといけません。

歴史がある企業はブランド力があるため、新規顧客のハードルが下がります。

一方で、既得権益がないスタートアップが信用と信頼を得るのは案件・顧客獲得のハードルが高く、より一層の努力が必要です。

年功序列の給与はなくなる

スタートアップは大企業のような年功序列で右肩上がりの給与ではありません。「レールに乗っていれば稼げる」というものではなく、ベンチャーやスタートアップでは、自分で自分の収入分も作っていかなければなりません。

しかし、スタートアップの経営メンバーになり会社のイグジット時に株を売却するか、会社の売り上げに貢献し大企業の会社員よりも高報酬になることで、スタートアップの方が収入を大きくできます。

さらに、特定のスキルを強めて専門性を高めることで、複業にも繋げやすいです。

忙しくなることもある

スタートアップは新しい企業であり社内にまだ人員が少ないので、自分たちで対応しなければらない範囲が広いです。そのため、案件状況によっては忙しくなる可能性があります。

とはいえ、もし時期による繁忙期/閑散期の違いがあるビジネスだとしたら、閑散期に休むことはできます。会社や事業の状況に合わせて臨機応変に対応する自己管理能力を身につけ、心身の柔軟性を高めて仕事に臨めるといいですね。

新卒で新規事業に関わった先輩の事例

ここでは、ガイアックスの現役&OBメンバー2人の事例をご紹介します。1人は上場企業の経営者になった河瀬さんと、もう1人は新卒で投資先スタートアップの新規事業立ち上げに関わった小林さんです。

株式会社フォトシンスを立ち上げた河瀬航大さん

河瀬航大さんはガイアックスから巣立った起業家の一人です。2011年に新卒で入社し、ソーシャルメディアの分析・マーケティングを担当。3年目には24歳にしてネット選挙の事業責任者として事業を牽引しました。その後、仲間と開発したスマートロックシステム「Akerun(アケルン)」が注目を集めたことをきっかけに、ガイアックスの出資や支援を受けながら、2014年に株式会社Photosynthを創業しています。創業メンバー6人の内、3人はガイアックスの同期でした。そして、2021年11月5日にはマザーズ上場。Akerunは都内7.4%が導入するスマートロックとなり、2021年7月現在、フォトシンスの累計調達額は約70億円にものぼります。

ガイアックスは、新卒で入社したメンバーの6割が起業する環境で、多くの若者が起業を目指しており、河瀬さんは就活中の学生に向けて、「事業を作りたい人はガイアックスに入社すべき」と話しています。
» スマートロックAkerunのフォトシンス代表 河瀬航大氏の活躍を知る

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入社1カ月で新規事業にチャレンジした小林樹さん

初めにご紹介するのは、オンライン配信事業をはじめ、さまざまな事業で活躍する小林樹さん

小林さんはビジネス未経験で起業家集団ガイアックスへ新卒で入社しました。入社当初はソーシャルメディアマーケティング事業部に配属された小林さんですが、「自分もマーケティング目的でSNS運用をしてみたい」と思ったのをきっかけに、新規事業として立ち上がったばかりの「みんのみ」事業を兼任することに。

さらには、「みんのみ」事業に挑戦した後、ピポットした法人向けオンライン配信支援事業の副事業部長を担当。現在は、子会社のGENIC LAB事業へ異動するなど、破竹の勢いで社内・社外問わず駆け巡っています。

小林さんの掲げる使命は、「自分がやりたいからやっている」という選択ができる人を増やすこと。やりたくない仕事を仕方なくではなく、今したいことを仕事にできる組織作りを目指していました。

入社前から「今したいこと」を選択している状態で仕事をする人に囲まれながら働きたいと考えており、自分自身が「やりたいからやる」を体現するために、入社数ヶ月にも関わらず自ら手を挙げて部署の異動を叶えました。興味を持つことにどんどんチャレンジし、その過程を発信し続けています。
» 入社1ヶ月で新規事業に自らチャレンジした小林樹さんが語る、ガイアックスの「自由と責任」

入社1ヶ月で新規事業に自らチャレンジした小林樹さんが語る、ガイアックスの「自由と責任」

新卒でスタートアップを考えている人は、インターンがおすすめ

諸先輩の体験談を読んでスタートアップに興味を持ったら、まずはどんなものか知るためにインターンとして参加することをおすすめします。

スタートアップと一口に言っても、会社によって状況や雰囲気は様々なので、本当に自分が求めているものなのかを実際に体験しておくことが大切です。

学生のうちにスタートアップでインターンを経験しよう

スタートアップとはどんなものなのか、学生のうちに現場を経験しておくことで自分の強みや興味が明らかになり、就職活動のプラスになります。営業、マーケティング、プログラミングなどの現場経験を積むことができるため、その経験が入社後には即戦力として活かせたり、採用側としても学生が入社後に事業部で働いているイメージを持ちやすくなります。

学業との両立を心配する声もありますが、インターンのほとんどが大学生であり、学業と両立しながらスタートアップで経験を積んでいくことは可能です。また、法人向け事業のインターンならば、学生でも大きなプロジェクトに関わることができ、就活や就職後の仕事に活かせるでしょう。

インターンをすることでスタートアップの現実が分かり、自分に向いているのか具体的に確認できますので、迷っている方はぜひ参加してみてください。

ガイアックスでは複数の新規事業のインターンを募集しています

スタートアップスタジオであるガイアックスには、常に社内に複数の新規事業があります。新規の事業なので、立ち上げの段階から、社員メンバーと同じように取り組めるのが強みです。

例えば、YouTubeやTikTokなどで発信することが好きな人におすすめなのは、ライブ配信事業の配信インターンがあります。他にも、WEBマーケティングに関わりたい人向けのインターンや、会社のブランディングに関わることのできるブランド推進事業のインターンなどがあります。
詳しくは、下記よりお問い合わせください

ガイアックスでインターンに挑戦しませんか

ガイアックスでは、学生の長期インターンシップを募集しています。新規事業立ち上げに参画したり、子会社や投資先で裁量権を持って働いている学生メンバーが多く在籍しており、インターンから経営者的な意思決定ができるという魅力があります。リモートワークをはじめ、学業と両立した柔軟な働き方をすることも可能です。

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