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社員がお客様でいてはダメ!地方拠点立ち上げの意外な落とし穴とクラウド契約書導入のお話

最終更新: 2023年11月9日

こんにちは。
管理本部 採用担当の流拓巳です!
私は現在、管理本部に所属し、採用担当や経営会議事務局をしております。
そう。前回のブログでも触れさせていただきましたが、私は事業という手段を選びガイアックスへの入社を決意したのに、入社一年目から管理本部にいる変なやつなのです。
前回ブログはこちら→『コンサルで迷っていた新卒社員が管理部という道を選んだ理由とは?』

Kyoto
関西拠点時代、心が乱れる度に通っていた鹿王院と嵐山の借景
さて、その理由に関しては前回のブログで熱弁させていただきましたが
では、事業での経験が皆無のまま今の配属を選んだのかと言われると、実はそうではございません。
内定を承諾してからの約一年間、社内の新規事業でインターンをしておりました。
最初の半年はマーケティングチームで広告の運用やサービスへの集客を。
後半は、関西拠点の本格立ち上げに伴い、関西拠点立ち上げ責任者として東京から大阪に移り住みました。
※4年生前期までに大学の単位は全て取得し終えていました。

地方拠点立ち上げの意外な落とし穴

「立ち上げ責任者」
華やかに聞こえますよね。
そのイメージは半分正解、半分誤りです。
何が半分正解かというと自分で集めたメンバーと共に、自分たちで立てた戦略で、目標を追いかけるのは非常に楽しいです。
そして得るものも非常に多い。なかなか得難い経験です。

では逆に、何が半分誤りかというと。。。
当然と言えば当然ですが、単純かつ地味な仕事も非常に多いのです。
例えば、採用活動。
立ち上げ責任者の仕事として、採用計画の設計や集客、面接をイメージされるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
むしろ本当に大変なのは面接を経て採用を決定した後です。

採用人数×複数枚の契約書類
しかも、ここは関西。立ち上がったばかりの最低限の人員と設備。
「印鑑押してください。」「はい。ありがとう」では済まないのです。
ここには労務部の方々も、経理部の方々もいません。
何か契約するたびに全てのアクションに郵送等が伴う。
そして、もちろん機密書類。丁寧に扱わねば。早く処理しなければ。
さらに、郵送には時間だけでなくお金もかかる。
黒字化してもいない新規事業。無論、無駄にしていいお金など一円もないはずである。
「私は一体何にコスト(時間・お金)を使っているのだ?」と途方にくれておりました。
※労務、経理、その他当時お世話になった皆様、大変ご迷惑おかけいたしました。。。
精神的にもまだまだ未熟な私はこの状況が非常に苦痛でした。
関西のメンバーに時間がない時間がないと愚痴ることもしばしば。
↑実にかっこ悪い

Takumi Nagare

 「不満」から「提案」へ

そして、2017年3月。
私は新規事業の関西拠点から、ガイアックスの新卒採用担当に移動。
そして4月にはインターン生から正社員へ。
やっとこの、遠隔書類処理地獄から解放される!!!とも思いましたが、、、、
しかし、このままでは何も変わらない。
おそらく後任者も同じことで苦しむはず。。。。
しかも、この辛さ、おそらく自分以外は深刻に捉えていないぞ?
うーん。。。どうしたものか?
しかも、この地方拠点の契約手続き問題。
労務部の方々にとっても大きな負担となっている。。。
なんとかならないものか。。。

というわけで
『契約書_web上』で検索。 ポチッ
ななななななななんと?
web上で契約が完結、しかも法的な問題も突破しているクラウド契約書サービスがあるではないか??????
これ導入してくれたら楽なのになー。
して「くれたら」楽なのになー
ん?こういうのって誰が、するんだろう。
そう。社内に自分よりも優秀な先輩社員が何百人いようとも、今この問題を一番深刻に考えているのは自分なのだ。
確かに、新卒採用担当の仕事ではないかもしれないが、当事者が他人事になった瞬間に終わりなのである。
とりあえず、サービスについて問い合わせよう。

web完結型クラウド契約書サービスついに導入

そこからはトントン拍子。
営業担当者が説明に来てくれるのか。
では、労務の方も、採用の方もセキュリティーの方も全員この説明会に同期しちゃえっ。それから数週間後、このサービスはセキュリティー的にも問題ないということで無事社内に導入されました。
一週間~十日ほどかかっていた契約締結がたった三日に。
こうして関西拠点と労務部に平和が訪れたのであった。

Online contract
すぐにサービスの説明に来ていただきました

さて、今回のブログ。
とにかく伝えたかったのは
紙媒体で契約を結ぶ時代は終わった!!!
という話ではない。
拠点立ち上げには意外と地味な仕事が多い!!!
という話でもない。
何か会社で不満や問題があった際に『社員が『お客様』状態になってしまっては一生課題は解決されない!!!
という話である。

Nagare and Kogure
非常にお世話になった労務部の小暮さん

大学の同期や旧友と話していても会社への不満を耳にすることは非常に多い。
がしかし、会社とは社長だけが作るものなのだろうか?
全ての問題は上司だけが解決すべきものなのだろうか?
それが悪いとは言えないし、何が正解かは環境によるかもしれないが、とにかく『不満』をいうだけではただのクレーマー。
自分が『お客様』のつもりでいては何も変わらないのである。
自分が気づいた問題なら『不満』ではなく、『提案』に変えればいい。
『提案』は無理でも周囲を巻き込むことはできるはず。
この意識が当たり前になったとき、本当の意味で働きがいのある世の中が訪れるのではないだろうか。


流 拓巳
2017年新卒入社。就活を経てガイアックスの内定承諾をした後、内定者インターンとして、半年間 新規事業のマーケティングを未経験で担当。さらに半年間、同事業の関西拠点立ち上げのため単身大阪に移り拠点の統括。新卒入社後は、1年目に新卒採用担当、2年目に新卒採用マネージャーに就任、3年目に人事支援チームの立ち上げ及びマネージャー就任。4年目に労務マネージャーを兼任、その他経営会議に参画など。2021年1月から人事総務部長に就任。2023年1月より管理本部長に就任。
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