地雷問題や子ども兵の課題に取り組むNGO「テラ・ルネッサンス」
先週、特別なお客様をお迎えすることができました。
「テラ・ルネッサンス」というNGOをご存知でしょうか。
地雷問題や、子ども兵の問題など、資源をめぐる植民地争いや各国での戦争など、20世紀の爪痕が未だに強く残っている国々があります。
その課題解決のため、アフリカ・東南アジア各国で活動しているのがテラ・ルネッサンスであり、その創設者である鬼丸さんが、GRIDにお越しくださいました。
世界では、地雷・クラスター爆弾によって手足を失い、貧困に苦しむ生活を送っている人々や、子ども兵として紛争地で戦い、その後も肉体的・精神的トラウマやコミュニティからの差別に苦しむ子どもたち、小型武器の蔓延により助長された多くの暴力の加害者・犠牲者など、さまざまな問題が存在します。
テラ・ルネッサンスでは、ウガンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国、カンボジア、ラオスにおいて、これらの問題に対する改善、解決に取り組むプロジェクトを実施しています。
テラ・ルネッサンスHP「テラ・ルネッサンスの活動内容」より
僕がテラ・ルネッサンスに出会ったのは一年半前。
以来、毎月のように、鬼丸さんの講演会の会場としてガイアックスのセミナー会場施設を無償でご利用頂いています。鬼丸さんより、ぜひ直接御礼をお伝えしたい、ということで、GRIDまで足を運んで頂き、感謝状を授与して頂きました。
この講演会は、社会人、学生などの有志ボランティアによって運営されていまして、6月で開催50回目を迎えます。鬼丸さんは、年間100回以上講演を行なっていらっしゃいますが、大半が企業や自治体向けで、公に開かれたものは数少ないため、毎月第二水曜日、都内のオープンな場で、鬼丸さんのお話を聞ける機会を、ということで、平日夜にも関わらず、毎回多くの社会人・学生の方々が参加しています。
私たちは変革の主体者である
僕自身、テラスタイル東京で、毎回、鬼丸さんのお話を伺うのですが、例えば、ウガンダで、子ども兵であることを強要され、
親を殺すように指示された子どもの話を聞くわけです。
月並みですが、そのような青年が、人生における困難や苦労と向き合い、どのように乗り越えようとしているのか、
そのエピソードに圧巻されるとともに、じゃあ、自分は自分の人生をどう生きるのか、と、同じ人間として、
シンプルな問いに思い馳せることになります。
テラ・ルネッサンスは、子ども兵・地雷問題の解決に取り組むこと以上に、社会変革に関わる一人ひとりが自分の可能性を信じて、
一歩を踏み出すこと、このような人々を増やしていく、ということを活動理念として掲げています。
- 私たちは一人ひとりに「未来をつくる力」があると信じ、市民の可能性を追求しています。
- 私たちは内なる変化がすべての変化の始まりであり、変革の主体者は私自身であることを理解しています。そして、他人も変革の主体者であることを理解し、相手を尊敬しています。
- 私たちはあらゆることは常に変化することを理解し、あきらめずに活動し続けています。
このような素晴らしいNGOをサポートできるのは、大きな喜びですし、むしろ、僕自身が、日々の活力をもらっていて、非常に感謝しています。
今日は、鬼丸さん、ガイアックス代表の上田と、ビジネス的なディスカッションもあり、刺激的なひとときとなりました。今後、益々のコラボレーションが楽しみです!
ガイアックス(といっても、五反田オフィスですが)で、講演会を開催することもありますので、ご興味持たれた方がいらっしゃれば、是非、足を運んでみてください。
イベントのお知らせ
【4/20(木)】世界を変えるために歩き始めて15年の軌跡、そしてこれからの世界へ
http://www.terra-r.jp/news/lecture/koen_20170420.html
テラ・ルネッサンス facebook ページ
定期的に現地の活動状況やイベント情報を発信していますので、情報が欲しい方はいいねを!
https://www.facebook.com/terra.ngo/