起業の最大のメリットは?
「起業はリスクがある」「起業は大変なことばかり」といったイメージがある人も少ないないかと思います。でも実は起業した人にしか味わうことができない楽しみがたくさんあります。
今回は起業のメリットをご紹介して、実際に今も経営者として活躍されている若手起業家にメリットについて話していただきます。
自由な生活スタイル
起業の1つ目のメリットは自分に裁量権があることです。会社員だと出社や退社の時間が決められているのはもちろんのこと、ランチ時間や休憩時間までも縛られていることが多いです。
起業家であれば、仕事量が多いことは前提ですが仕事をする時間を自分で決めることができます。自分でスケジュールを管理することができるので無駄なストレスを感じることなく効率よく生活を送ることができます。
満員電車に乗らなくてOK
会社員の多くの悩みは出勤、退勤の際の満員電車です。都心に住んでいると朝と退勤時間の電車やバスは非常に混み合います。
会社に行く前から人混みに疲れてしまい、ストレスを感じている方がたくさんいます。起業して自分が裁量権をもっていれば会社への出勤も自分で決めることができます。
朝はゆっくりして夜にがんばるスタイルでもOKですし、逆に早朝から仕事をして夜はゆっくり友達や家族と過ごすといった自由な生活を送ることができます。
起業をすると大変なことももちろんありますが、何より他人に束縛されないという利点があります。
自己実現ができる
起業の2つ目のメリットは自己実現が可能なことです。自分が思いついたビジネスアイディアを形にして世の中にだすというのは社会への素晴らしい貢献であり、自己肯定感にも繋がります。
好きな分野や得意な分野で自分の特性を活かした仕事を行うことができます。また、自分のビジョンに共感してくれて、同じ方向に共に走っていく仲間もみつけることができます。
起業のデメリットもチェック
起業に限らずどの道を進むにしてもデメリットは付き物のですが、起業家する上で気をつけておくべき要件をご紹介します。
収入の保障がない
サラリーマンなど企業に勤めていれば給与やボーナスなどが固定で収入として入ってきますが、起業家は事業の業績によっては収入に大きな変動があります。
自分の役員報酬も勝手に決めることはできず、他の株主の同意を経て金額を設定します。その点、株を配分する際に相手との信頼関係を十分に築き上げることが重要になります。
自分の世界に入ってしまいがち
かの有名な起業家、スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクは自分の大半のリソースを仕事に費やしていたため家族と疎遠になってしまったという話もあるように、自分の世界に没頭しすぎると周りとの距離ができてしまいます。
個人にとっての成功の形は生きがいはそれぞれですが、起業家は責任重大である分、自分の世界に閉じこもってしまいがちです。自分の中でオンオフの切り替えラインを設定するなど、バランスをとることが大切です。
起業のメリット【実際の声】
起業の注意点を考慮した上で、それでは起業のメリットについて、現在活躍中の若手起業家、井出飛悠人さんにお話ししていただきます。
広渡:現在はどんな事業をされているんですか?
井出:現在は「シェアグリ」という農産業の人材派遣サービスを展開しています。最近では特定技能ビザをもった外国の方の派遣も行っています。国内の人材に関わらず、ポテンシャルをもった外国の方にも日本の農業に触れてもらえればと思っています。
広渡:農家と働き手のマッチングですね!日本では農業労働者の高齢化が問題視されているので農業の発展にとって重要なサービスですね!
起業のきっかけは?
広渡:井出さんが起業を志したきっかけを教えてください。
井出:もともと家業が150年続く農業のビジネスをしていて、起業して経営者になるという感覚は比較的若いころからありました。
広渡:身の回りにそういう環境があったのですね!すぐに家業を継ぐという選択もあったのではないですか?
井出:はい、その選択肢もありましたがまずは自分で独立して経営の経験を積みたいという気持ちが強かったです。実際に今社員も抱えながら経営をしていますが、自分が裁量権をもって事業を運営していくのは本当にいい経験になっています。
起業した方法
広渡:起業した背景を経歴も含めて詳しく教えていただけますか?
井出:はい、僕は生まれも育ちも長野県でしたが、大学進学の際に上京しました。大学では農学部に入り様々な観点から農学について学びました。そして大学3年の終わりにガイアックスのスタートアップスタジオのピッチコンテストに参加して出資を受けました。
広渡:ピッチコンテストとは事業案を発表して審査が通れば出資を受けれるイベントですね。ガイアックスのスタートアップスタジオのコンテストに参加したのですね!
井出:はい、facebookで見つけて応募しました。農家の人手不足の問題を解決したいというビジネスモデルをプレゼンすることができました。それが今のシェアグリです。
広渡:それから起業はスムーズにいきましたか?
井出:そうですね。実際にそのビジネスモデルがうまくいくかを検証する期間を設けて大学4年の夏に起業しました。
起業のメリット
広渡:ガイアックスのスタートアップスタジオから出資を受けたことのメリットはどんなことがありましたか?
井出:一番はバックオフィス業務ですね。経理や労務など経営につきまとう書類関係のことは全てガイアックスのスタートアップスタジオにしてもらいました。自分はビジネスモデルをいかに伸ばしていけるかに注力する必要があったのでそこを担ってくれたのは大きかったです。今でも丸投げしてます笑
広渡:会計など勉強する必要がありますからね。起業家としての本来の役目ではないのでそこは外部に任せるのが一番効率が良いですよね。
井出:はい、あとエンジニアのリソースを借りれたことも非常に助かりました。シェアグリでアプリを作ったことがあったのですが、僕はノータッチで2週間で完成しました。これも僕一人の力では絶対にできなかったことですね。
広渡:そうですよね!ガイアックスのスタートアップスタジオから出資を受けるということは、①運営に必要な軍資金がもらえる ②必要なリソースを利用できる ③バックオフィスも全て担当してくれる という3つの大きなメリットがあります。今この記事を読んでいて起業を考えている方は、「STARTUP CAFE」という無料で起業相談できるサービスを利用してみてください。スタートアップスタジオのメンバーが無料で相談にのってくれます!
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広渡:では、総合的に井出さんが起業して良かったと思う点を教えてください。
井出:そうですね、「生きてる!」って感じがしますね!
広渡:熱いですね!具体的にどう「生きてる!」と感じますか?
井出:やっぱり自分の考えていることが形になっていくというのが醍醐味ですね。こういう社会であってほしいとか、課題点を見つけてその意見が共感されて少しずつ形になっていくというプロセスは起業家ならではの体験なのではないかと思います。
広渡:ゼロから作り上げることの大変さや充実感は言葉にできないものがありそうですね!
井出:はい、もちろん大変なことばかりですよ笑 新型コロナウイルスの影響で人材を派遣できずに見込んでいた売上がなくなったり、自分の描いていた計画通りに進まなかったりと、毎日どうやったらうまくいくのかを考えて生活しています。それが「生きてる!」って感じる源なのかもしれません。
広渡:自分にしか解決できない課題をもっているって素晴らしいことですね!井出さんの様な社会から必要とされる若い起業家がどんどん増えていくことに期待します!
今起業しようとしている人へのアドバイス
広渡:最後に今起業を志している人へのメッセージをお願いします。
井出:はい、起業をするというのは人様の課題を解決するという意思が必要です。最初起業するとなるとアイディアベースやソリューションの方に考えがよってしまいますが、大切なのはその課題の重要さをしっかり認識しておくことだと思います。迷ったときに、「自分の追いかけている課題はなんだっけ?」と見直すことで次のステップが明確になります。もしビジネスアイディアが浮かんでいるのであれば、そのアイディアでどんな課題を解決するのかを言語化して多くの人に共有していくと良いと思います!
広渡:具体的なアドバイスをありがとうございます!経営に興味がある人、起業して社長になりたい人、年齢関係なく無料で相談を受け付けている「STARTUP CAFE」で是非お話をお聞かせください!あなたのアイディアが形になるきっかけになるはずです!