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入社2ヶ月で事業責任者へ。経営者になるために現場で”経営の勘所”を磨くーー森本翔太

新卒で入社して2ヶ月でC向け事業の事業責任者へ抜擢。
最初に任された仕事は、中期経営計画の見直し。自分が経営者として事業戦略を描きながら、同時に現場に出て、営業活動も行う。
事業運営のすべてを担うことになった森本さんが、自ら学び、考え、意思決定するなかで痛感したのは、”経営の勘所”の大切さ。
今回の記事では、森本さんが日々向き合っている”経営の勘所”について伺い、事業責任者の次に描く展望についても話を伺いました。

森本翔太

森本翔太

大阪生まれ。たこ焼き屋創業者の家系に生まれる。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)での在学中、井庭崇研究室に所属し、市場創造におけるマーケティング戦略を共同研究する。KBC(Keio Business Community)16期の副代表を務め、学生の起業家創出に向けてインキュベーションプログラムを運営。インターンでは、B向けエンタープライズ業界で生成AIの営業に取り組み、1週間でトップセールスになる。2024年4月、ガイアックスに入社。入社2ヶ月で、C向け事業の事業責任者を任される。

「経営者になりたい」老舗たこ焼き屋創業者の祖父からの影響

現在のお仕事について教えてください。

ガイアックスの子会社のC向けサービスの事業運営をしています。この事業を生み出した前任者から引き継ぎ、3〜5年の中期事業計画の戦略立案から実行まで行っています。
業界の市場規模が国内3,700億円、グローバルまで含むと63兆円と大きいため、自分の戦略設計や実行力次第でいかようにも事業を大きくできることのおもしろさがありながらも、同時に緊張感のある日々を過ごしています。
数名の組織なので、自分も営業の現場に出ますし、数値管理などのマネジメント業務も行っていて、目標達成に向けた実践力を身につけているところです。

森本さんご自身について、幼少期にも触れながら教えていただけますか。

大阪生まれの大阪育ちです。大阪のなかでも南部出身で、周囲にはエネルギッシュな人も多く、幼少期に周囲の影響を受けて形成された価値観はいまでも自分のなかに根強くあります。
中学、高校は大阪でトップと言われる中高一貫校に通っていました。高校3年の進路選択のとき、有名大学に進学する友人が多いなか、「周りの人と同じような生き方はしたくない。大学には行きません!」と宣言。いっそのこと海外へ行こうと調べたところ、学費や生活費が想像以上に高かったこと、それを補うための給付金型奨学金を取れるほど高い成績もなかったことから、諦めることに。何をやるか、どこに行くかを悶々と考える日々が続いたとき、親身になって話を聞いてくれた先生が「企業と共同研究したり、おもしろい人が集まる学校がある」と教えてくれたのが慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)でした。調べていくうちにこんなにも先進的でおもしろい大学があったんだと知り、AO入試にチャレンジするも2度不合格になり、12月から2ヶ月半の猛勉強でなんとか入学できました。

森本翔太

どんな大学時代を過ごされましたか。ガイアックスとの出会いについても教えてください。

大学では、『パターン・ランゲージ』『社会システム理論』などの著者であり「創造社会(Creative Society)」という言葉を世に生み出した井庭崇教授のもとで、行動経済学とマーケティングを学びました。被災地の関係人口を増加させるという二次復興施策の一環で、気仙沼市と共同研究を行いました。
学業以外では、学生団体KBC(Keio Business Commnunity)の副代表を務めたり、起業家支援サークルにも所属していました。学生起業家の起業支援として、事業計画へのフィードバックを行ったり、アクションプランの策定サポートをしていました。
大学2年生のときにガイアックスに出会い、いくつかのイベント運営を手伝いましたが、当時は入社するかどうかの話にはならず。その後、大学3年生では就職活動をして、ビッグ4に名を連ねるコンサルティング会社に内定をもらっていましたが、違和感を感じて内定を辞退。今後の人生を考えるために、ギャップイヤーを取ろうとした矢先の2024年2月、採用チームの宇田川さんと再会して、2ヶ月後の4月にはガイアックスに入社していました。笑

再会から2ヶ月のスピード入社。しかも、入社して2ヶ月で事業責任者へ。いろいろとスピーディーでしたね。笑 経営に興味関心を持ったのはいつからですか。

きっかけは中学3年生のとき、たこ焼き店の創業者である祖父の姿に憧れを抱いたところにあります。経営者が何を考えているのかもっと知りたいと思い、自分で30人の経営者にアポを取ってひたすら話を聞きに行きました。この頃から、いずれは経営者になりたいと考え始めていました。

ご自身で起業された経験があると聞きました。

大学時代、起業家支援サークルで起業支援をしたり、インターンとして働きながら感じたのは、「支援する側」ではなく「つくる側」になっていきたい、と。インターンで、ある大企業で生成AI導入の営業をしていたとき、大企業では手の届かないところが見え、それを解決したいと個人で事業を始めました。それとは別に、大学時代からのマーケティング研究が行政から評価され、事業者兼研究者としての依頼もありました。
個人の事業と研究によって、個人としては生きるのに困らない報酬が得られることがわかりました。ただそれと同時に、一人で生み出せる成果の社会的インパクトの小ささを目の当たりにし、限界も感じていました。そんな時に、ガイアックスに再会。事業をやっている人の集合体としてガイアックスがあり、会社から決められた仕事をするのではなく、ガイアックスと連帯しながら自ら事業を「つくる」ことができることを考えると、自分が社会へ与えられるインパクトが最大化できるのではないかと思い、ガイアックスに入社することに決めました。

入社2ヶ月で感じた「経営の勘所」の大事さ

入社して2ヶ月、振り返ってみていかがですか。

ガイアックスでは「1年先すら見通せない」ほどのスピード感で動いています。入社2ヶ月目にして中長期事業計画書の作成を任され、実行まで担う。一般的に見聞きする新卒社員の仕事と比べると、考えられないほどの裁量権があります。はじめて挑戦することも多く、求められる基準値も高いので、正直、負荷は高いです。でも、その分、自分の成長につながる確信がありますし、自分の成長が会社の成長にもつながると思っています。負荷のかかる環境に自分の身を置くリスクをとる分、圧倒的に成長して、利益を生み出せるようなリターンを狙っています。だいぶレバレッジを効かせた人生設計だと感じています。(笑)

実際に現場で手を動かして、どんなことが分かりましたか。

「知っている」と「できる」は雲泥の差があると痛感しています。大学で財務知識を学んでいましたが、その知識だけでは現場では通用しませんでした。改めて勉強しなおして、いまは財務諸表の解読ができるように。ガイアックスは想像していたよりもはるかに自分の頭で考えないといけない環境で、「経営の勘所」が学べていると感じています。悩み、迷いながらも判断し、意思決定することの連続が、まさに経営そのものだと気づかされました。

「経営の勘所」ですか。具体的なエピソードを教えてください。

課題解決が必要なとき、いままではただ課題が解決されればよくて、そこに使うリソースやその後の展開を考えることはあまりありませんでした。でもいまは、そもそも解決しなければいけない課題が複数あり、1つの課題を解決するときにかけられるコストやリソースを考えなくてはいけません。1つの課題を解決しようとすると、ほかの課題が解決されなくなってしまうことが分かると、最低限のコストで課題を解決しようという判断になったり、解決することすら中断することもある。逆に、リソースを投下して解決が必要となれば、マニュアル整備しつつ人を採用して、育成期間を想定した上で、課題が解決されるまでのスケジュールを立てる。

いままでより意思決定をディテールまで落とし込み、事業全体で意思決定することへと視点が変化して行きました。1つのことから見える視野の広がりは、経営者としての視野の広がりのように感じています。

いまの事業が回せるようになったら、次は数倍の組織を経営するフェーズにおもしろさを感じるようになるはず。この感覚は、自分が事業責任者になったからこそ獲得できたものです。

たまに想像するんです。仮に、内定辞退したコンサルティング会社でコンサルタントとして、5,000億円の案件に携わったとして、売上を5,050億円にできたとします。プラスで50億円の利益を生むことができたとしても、僕の感覚としては手触り感が皆無で…。自分がいま立ち上げ直後の1〜10のフェーズにある事業で泥臭いことに向き合っているからこそ、手触り感を感じることができます。5,000億円の案件で関われるのは50〜100のフェーズだとしたときに、その50にたどり着くまでにどれだけのハードシングスがあったか。泥臭いことを知らないまま、経営者になったら失敗するんじゃないかなって。

大学時代にコンサルティング会社の内定を辞退した理由を、いまだからこそ言語化できる気がするんです。当時感じていた違和感とは、事業づくりをしたい自分にとって、事業の立ち上げ初期やその後の困難な時期の壁を乗り越えられる胆力を身につけるためには、若くて体力のあるいまの時期に、泥臭い営業や経営の厳しい現実と向き合うのが必要だということ。ガイアックスを選んだ自分の選択は間違っていなかったなと。(笑)

森本さんは”経営”を楽しんでいるようにも見えます。どこに魅力を感じているのですか。

シンプルに「おもしろいことをしたい」と思っています。僕にとっての「おもしろいこと」とは、難易度が高いことに挑戦している状態。一般的に”普通”と言われることではなく、”普通”からはみ出て、人がやらないことをやっている。
新卒で入社して2ヶ月で事業計画書を作るって、おそらく”普通”からはみ出てますよね。笑

10年以内には自分のすべてのリソースを注いで事業を立ち上げる

これからの森本さんの展望を教えていただけますか。

当面の目標としては、いまの事業を磐石にすること。目の前にいるお客様に真摯に向き合って、事業目標を達成していきたいですね。そして10年以内に、自分が「来た!」と感じたタイミングで、自分の事業を立ち上げていきたいと考えています。それまでに培われたリソースをすべてつぎ込んで事業をつくったら、どんなことが起きるのか、想像するだけでも楽しいです。

僕が大事にしているのは、直感を信じて行動すること。何かをやってて煮詰まることがあっても、直感的に次これやってみよう、とアクションプランが湧いてくる。止まることを知らない特性は、自分の強みだと思っています。自分が直感的に感じる、「おもしろいこと」を突き詰めながら前進していきます。

気づけばあなたも起業家に

自分の情熱に向き合い続け、言い続け、実行し続ける環境で働く。その延長線上の未来で、ふと気づいた時には、あなたも起業家になっているかもしれません。個人の情熱を徹底的に邪魔しない。「裁量権」なんて言葉では言い表せない、無制限なオーナーシップがある環境であなたも挑戦しませんか。

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