「自由すぎる」「起業家輩出企業」などと言われているが、未だ正体不明な株式会社ガイアックス。ガイアックスは一体どんな会社なのか。皆さんの疑問にお答えするべく、代表の上田がガイアックスについて語る動画シリーズ『LEADER INSIGHT』の第一弾を記事化しました!
第一弾のテーマは『Gaiaxとは?』
- 株式会社ガイアックスの大切にしている価値観とは
- ミッション「人と人をつなげる」とは
- 今特に力を入れているビジネス
- ガイアックスが目指す社会とは
などのトピックについて代表の上田が語っています。
ぜひご覧ください!
※この記事はYouTubeに公開された同タイトルの動画を元に書き起こしています。
人と人が、ダイレクトにコミュニケーションし、ダイレクトに分かり合い、赤の他人のことも大切にしながら、世の中で皆さんが相互に助け合う・・・
まるで、赤の他人と言えども、自分自身もしくは自分の知り合いのように思い、赤の他人のことも大切にできるような社会を作っていきたいと思っています。
Gaiaxとは?
ガイアックスは、人と人を繋げるというミッションを掲げている会社です。人と人を繋げるという事業を展開しています。
具体的には、「ソーシャルメディア」のジャンルと「シェアリングエコノミー」のジャンルです。
インターネットが出てきて、人と人を繋げるということが、インターネットが出てくる前に比べて、革新的に変わりました。
赤の他人と赤の他人がコミュニケーションする。
インターネット上だけでコミュニケーションして、情報をやりとりするというようなサービスが「ソーシャルメディア」です。また、そこにリアルのものやリアルのサービスが絡んでくるものが、「シェアリングエコノミー」と呼ばれています。
ガイアックスでは、「人と人を繋げる」という事業をしているのですが、それはどのような領域かと、一般的に使われている単語で説明すると、「ソーシャルメディアの領域」と「シェアリングエコノミーの領域」です。
具体的にソーシャルメディアの領域では、主に企業や学校、政党などの政治団体関係等に対して、ソーシャルメディアの活用代行やコンサルティング、もしくはソーシャルメディアに出てくる様々な書き込みに対する監視などのサービスを主に提供しています。
また、企業や組織内部のコミュニケーションを活性化させるための社内SNSの様なサービスも提供しています。基本的にソーシャルメディアにお困りの企業様や、ありとあらゆる組織に対して多様なソリューションを持ち、どのようにすればソーシャルメディアを活用し、より企業の目標を達成できるのかということに関してサービスを提供させていただいております。
また、シェアリングエコノミーの方では、むしろ我々自身がビジネスをしている側に立っています。グループ内で複数のシェアリングエコノミーの事業を展開し、さらにグループ外でも数十の会社に対してシェアリングエコノミー領域に限り、投資をしています。実際にシェアリングエコノミーでは、世の中の規制や法律、実際のサービスや物が動くことに関わってきますが、そういった観点でガイアックスが中心となって、「シェアリングエコノミー協会」を立ち上げ、国に対して規制に対する改革や、シェアリングエコノミーの産業が発展するために振興策を策定するなどの働きかけを行っています。
»ガイアックスの「各事業部・投資先の紹介」
ミッションの「人と人をつなげる」とは?
「人と人を繋げる」というのは、これまでインターネットが出てくる前は、マスメディアと呼ばれるものが、一部のメッセージを全体に届けるというような、コミュニケーション手段しかありませんでした。
インターネットが出てきて、一人一人が情報発信し、もしくは一人一人が赤の他人の一人一人とダイレクトにつながって、情報交換ができる様になりました。
その結果、これまで見過ごされていた、例えば苦しんでいる人や、通常ではあまり表に出てこなかった人、もしくはそれこそ普通の消費者だったりと、様々な方の気持ちがマスに対して広がるようになりました。
皆さんからすると、もはや信じられないかもしれませんが、インターネットが出てくる前はレストランを選ぶために、雑誌やテレビなどのマスメディアが提供する情報だけで店を選んでいました。しかし、インターネットもしくはソーシャルメディアが出てきたことにより、自分より前にその飲食店を使った人の感想へ簡単にアクセスし、他の人の脳の中を覗いて飲食店を選べるようになるというわけです。これは別の言い方をすると、世の中の人の脳と脳とがつながるような社会ができることになったということです。
インターネットと呼ばれるテクノロジーはそのような社会を実現化させていますが、それが全ての領域で当たり前の感覚に成り立っているかというと、まだそこまで到達していません。おそらく山登りで例えるなら、まだ2~3合目くらいではないでしょうか。
赤の他人の事に対してまるで自分の知り合いや親戚のごとく普通にコミュニケーションし、そして脳の中身がのぞけてしまうとなると、世の中が大きく変わってきます。
脳と脳がつながっていく社会になると、これまで赤の他人だからどうしても信じられない、もしくは自分が知り合いや家族を大切にしがちで、それに比べると他人のことを大切にしなかったというような日頃の行動が、よく考えれば赤の他人も同じ人間だとどんどん考えられる様になります。そうなると、相手の大切にしていること、苦しんでいる事があれば自分にできることをもっと頑張ってみようと思えるようになるのではないのでしょうか。
結果的に知り合いも赤の他人も含め、まるで自分のことのように思えて世の中全体で効率的でハッピーなことをしていくべきと感じられるのではないかと思っています。
人と人をつなげることによって、また、ソーシャルメディアやシェアリングエコノミーの事業をすることにより、赤の他人もしくは世の中全体に対して優しい社会を作っていきたいと思っています。
»ガイアックスの「ミッションやフィロソフィー」
今特に力を入れているビジネスは何か?
これからガイアックスとして力を入れていこうと思っている産業は、シェアリングエコノミーです。
シェアリングエコノミーとは、これまで企業がコンシューマに対してサービスを提供していたという世の中から、コンシューマーがコンシューマーに対してサービスを提供するというような形態になっています。
シェアリングエコノミーという単語だけではどうしても物をシェアするというようなイメージをしがちかとは思いますが、必ずしも物をシェアする領域だけを指しているのではなく、コンシューマーがコンシューマーに対してサービスを提供したり何かを手助けする、もしくはコンシューマー同士で助け合うといったようなジャンルがシェアリングエコノミーだと思っています。
確かに、これまで赤の他人とコミュニケーションすることができなかったような世の中では、どこかである人がお金を集めて企業を作って、その企業が一括してサービスを提供していました。例えばホテルのサービス提供や、人と人を運送するサービスを提供するなど、そういったことのほうが合理的だったかもしれません。しかし、実際他人同士がコミュニケーションできることになれば、必ずしそういったものをあらかじめ用意しなくても、今ある皆さんの持っているものやスキルなどで多くの人を助けることができるわけです。
例えば、人を泊める、はたまた自分が運転するついでにその人も運んであげる、もしくはその隣の人が例えばベビーシッターで困ってらっしゃるのであれば、もしかしたら自分ができるかもしれないとか、またはプロフェッショナルなスキルでちょっと隣の人を助けるなど、そういったことをやっていくのに必ずしも企業というものが必要なわけではなく、直接的に個人が個人に対してサービスを提供できるような世の中ができるわけです。
このような領域は、これまでの企業中心の資本主義社会が中心の社会とは大きく変わっています。より一人一人が個々のやりがいを大切にし、また過度な企業としての利益を上げるための構造を必要とせず、人が困っていることを助けられればそれでいいというだけのサービス提供で本当に一人一人が助け合うような社会が出てくるわけです。
このようないくつかのシェアリングエコノミーのジャンルが立ち上がってきていますが、まだまだ立ち上がってないジャンルも多いです。
そういった分野を、よりガイアックスとしては強化していきたいと思っています。また、このジャンルにおいては多くのベンチャー企業が立ち上がってきており、当然グループ内だけでいろいろなサービスを展開するのは不可能だと思っています。
今後立ち上がってくるようなそういったベンチャー企業に対して、ガイアックスとしては何社もの会社に投資をし成長支援をすることによって、ベンチャーキャピタルというような形で収益を上げていきたいと考えています。
ガイアックスが目指す社会は?
ガイアックスが目指す社会は、これまで企業が世の中をコントロールしていたような、もしくは資本主義社会が世の中をコントロールしていたような、結果的にたくさんのものを買って、たくさんの物を所有して、沢山の過剰なサービスを受けるといった社会ではなく、人と人がダイレクトにコミュニケーションして、人と人がダイレクトに分かり合って、赤の他人のことも大切にしながら、世の中で皆さんが相互に助け合う、まるで赤の他人といえども、自分自身または自分の知り合いのような形で思え、大切にできるような社会をつくっていきたいと思っています。