2022年10月7〜8日にガイアックスの全社合宿が開催されました!
全社合宿といっても、参加は任意。義務ではないからこそ、運営メンバーは熱意を持って、「参加したい!」と思うような合宿を企画しています。
合宿には毎回テーマがあり、今回は「Solidarity (連帯)」。新型コロナウィルスの流行をきっかけに、ガイアックスではオフィスの使い方に変化があったり、地方移住するメンバーが増えたり、もともと自由だった働き方がますます多様化しました。
自分の働き方を自分で決められるのはありがたい側面が多いものの、たまには顔を合わせたい。そもそもオンラインでしかやりとりしたことのないメンバーも多いので、ご挨拶したい想いもありました。だからこそ、大勢のメンバーが集まる合宿は貴重な機会だと思い、ワクワクしながら参加してきました!
今回は、ブランド推進室でライターをしている筆者が、合宿の様子をレポートします。ぜひ、一緒に参加している気持ちで読んでみてくださいね。
(※ソーシャルディスタンスを確保しつつ、可能な範囲でマスクを外しての写真撮影を行っています。)
1日目 新宿から山梨へ出発
“ガイアックスを再発見する合宿”がはじまる
お天気は、あいにくの雨。新宿に集合し、貸切バスに乗り込んでいきます。公共交通機関や車で会場へ向かうメンバーもいたようで、各自のライフスタイルに合った行き方を自由に選べるようになっていました。
なお、ガイアックスの合宿はすべての行程に参加する必要はなく、仕事などの都合にあわせられるのも参加しやすいポイントだと思います。
今回の会場である「森と湖の楽園」へ到着すると、こちらでも小雨が降っており、気温は10度くらいでした。集合すると、最初に合宿運営メンバーの中津さんからオリエンテーションがありました。
今回の合宿に参加したメンバーは80名弱。一度も顔を合わせたことのない人も少なくないため、まずはガイアックスに新しくジョインしたメンバーの紹介や、自己紹介ゲームをして「どんな人が参加しているのか?」を知る時間が設けられました。
お昼を食べたあとは、ガイアックスを再発見するためのトークセッションが行われました。
第1部は上田さん(ガイアックス 代表執行役社長 )によるスピーチ。ガイアックスが目指している世界観や、「なぜ “人と人をつなげること” にこだわるのか?」など、ガイアックスの「そもそも」について話を聞きました。
参加したメンバーからは、「会社のミッションに共感していることと、個人のミッションを持っていることはどちらが重要か?」「人と人をつなげる上で、インターネットやSNSが普及したことで生まれてしまった分断もあるのでは?」など、それぞれの観点から質問や意見が出てきました。
社員総会など、あらゆる社内行事がオンライン化しているガイアックスでは、こういったライブ感のあるやりとりが新鮮に感じます。
第2部は、最近ガイアックスが注力している「DAO」をテーマにした生討論会。DAOについて全く知らないメンバーも多いため、初心者向けにできるだけ噛み砕いて話が進められます。
一般的にこういった真面目なコンテンツは面倒くさがられることもあるため、実際に運営メンバーからも「お昼後だし、寝ちゃう人がいるかもしれない」という声を聞きました。
しかし、実際はどのメンバーも夢中で話を聞いており、質疑応答が盛り上がりすぎて予定時間を超えるほど。DAOなど未知の物事についてすぐに理解できない内容もありましたが、ほかのメンバーから積極的に質問が出たことでさまざまな角度から話を聞くことができ、徐々に理解を深めることができました。
休憩タイム・夕食はBBQ
頭を使ったあとは、身体を使ってリフレッシュ
夕食までの時間にはいくつかのコンテンツが用意されていました。気になるものに参加してもいいし、散歩してもいいし、何もしなくてもOK。ちなみに私は、せっかくなので全てのコンテンツを体験しました!
ビア缶チキン体験やニジマスのつかみ取りは施設のスタッフの方のサポートがあり、手軽に体験することができます。
当初の予定ではプールに放流されたニジマスをつかみ取りするはずでしたが、あいにくの天気だったので生け簀から網ですくったのだそう。私がニジマスの会場に到着した時点で、すでにニジマスがほどよく焼けたタイミングだったので、おいしくいただきました。
そのほか、メンバーからの持ち込みコンテンツも用意されていました。
まずは開発部リーダー・峯荒夢さんによる燻製。多趣味とは聞いていましたが、燻製もできるエンジニアだったとは。しかしたくさん並べられた食材に対し、燻製機は1台。「これは朝までかかるのでは……」と思いきや、いつの間にかダンボール燻製機が作成され、途中から量産体制が整っていました。ガイアックスエンジニアならではの「なければつくる」のモノづくり精神を感じますね。
チーズやベーコンなどの定番食材から、枝豆や柿の種など一風変わった燻製まで。おいしくてついつい食べすぎてしまいました。
そして、島根県の離島・海士町で「万物にやさしい生活モデルづくり」に取り組む石川潤さんによる“利きワイン”。山梨産を中心とした6種類ほどのワインをテイスティングし、最後に目をつむった状態で石川さんが注いだワインを飲んで当てるというルールでした。
「邪念のないまっすぐな気持ちで臨めば絶対当たるよ」と石川さん。飲み比べると、確かにそれぞれ個性が異なっている。しかし、邪念が捨てきれなかったようで結果はハズレでした。でも、当たろうがハズレようがワインはおいしいし、みんなであれこれ予測するのは楽しい時間。石川さんも海士町でワインづくりをはじめたそうなので、ぜひ現地へ行ってみたくなりました。
夕食はアウトドアの定番・BBQです。甲州ビーフや富士桜ポークといった山梨県産のお肉に加え、みんなでつくったビア缶チキンや燻製も振る舞われました。
BBQのあとは、火を見ながら談笑したり、京大生メンバーによる出張バー「カタルシス」でゆっくりドリンクを楽しんだり。それぞれチルな時間を過ごして1日目が終わりました。
2日目 ワークショップを通して連帯を深める
人の力を借りて自分を再発見する「ディスカバリー・セッション」
そして翌朝。前日とはうってかわって、お天気は晴れ。雨の森も神秘的ですが、やはり晴れると気持ちがいいです。
ほかほかのホットドッグやスープの朝食から2日目がはじまりました。
体を動かして目を覚ましたあとは、ワークショップに移っていきます。
4人1組でグループをつくるのですが、「なるべく普段業務で関わらない人と組むこと」と、運営メンバーからのアナウンスが。グループに多様性があるほうが、ワークショップの効果が高まるのだそう。
個人的には、このあとのコンテンツを「実り豊かなものにするぞ」と静かに意気込んでいたので、指示のあった通り普段業務で関わらない、かつ自分とはタイプが異なりそうなメンバーと組ませてもらいました。
実施したのは、他人に目標を立ててもらうワークショップ「タニモク」。
目指していることや悩んでいることなど、自分自身の現状を絵に描いてグループでシェアをして、それを聞いたほかの参加者が「私が◯◯さんだったら……」と目標を立ててくれるというものでした。無責任に突飛な目標を立ててもよく、目標を立ててもらった人は、何をどのように実施するか・しないかは自分で決めることができます。
自身の凝り固まった考え方の枠に、隙間をつくってもらうイメージですね。
自分の考えていることや目指していることを、自分とはタイプの異なる人にシェアすることって、実は貴重な機会なんじゃないだろうか……。いわば「ちょっと深い部分」の話だからこそ、相手にシェアするのは勇気が必要だったりしませんか?
実際に体験してみて、このワークショップがとてもよかったです。相手の目線から自分の位置を見ることができたのは大きかったですし、グループで一緒になったメンバーの“人となり”を知れたのが個人的に嬉しいポイント。「なんだか怖そうだな」と思っていた相手は、怖いのではなくて自分の意見がハッキリしているだけでした。
オンラインの「必要なやりとり」だけでは見えない部分に触れられる時間になりました。
これからの地図を描く「マッピング・セッション」
ディスカバリー・セッションの後はランチタイム。メニューは石窯で焼きたてのピザや、ダッチオーブンで丸ごとの鶏とお米を炊き上げた「鶏ご飯」。これがおいしくて、また食べすぎてしまった。食事がおいしいと、それだけで充実した時間になりますね。
お腹がいっぱいになったあとは、午前中のセッションを受けてこれからの地図を描く「マッピング・セッション」を行いました。
普段業務で関わっているチームに分かれ、自分が自由に立てた目標や感想をシェアし、ワークショップは終了。2日間の合宿もいよいよクロージングに入ります。
盛りだくさんな合宿も、はじまってしまえばあっという間に時間が過ぎ、各地から集まったメンバーたちは、またそれぞれの場所へと帰っていきます。
今回の合宿で、これまでに見たことのなかったメンバーたちの、さまざまな側面を見ることができました。
これからはチャットのやりとりひとつをとっても、画面の向こうにいる人を以前よりも色鮮やかに思い浮かべることができるようになりそうです。
「オンライン化がどんどん進んでいるからこそ、顔を合わせるときには“どんな時間を過ごすか”を大切にしていきたいな」と、そんなことを考える合宿になりました。