「ガイアックス って何している会社なんですか?」という質問を勉強会や外部の交流会で多くの方からいただきます。
弊社の公式サイトでは、社員の自由な働き方に焦点が当てられた記事が多いのですが、実際の収益やコアとなるサービスが不明瞭であると感じていられるのでしょう。
きっと興味を持って調べてくれたのに、求める答えがどこにも載っていないのは、大変申し訳なく感じております。
というわけで、「ガイアックスが何をしている会社なのか、あまりにも聞かれるので、ちゃんと説明する」ブログを書きました。
なお、ガイアックスに興味を持ってくださった方は、オンライン座談会にてメンバーに直接疑問をぶつけることができます。「採用に興味がある」や「ガイアックスってどんな会社だろう?」と思った方はご確認ください。
» オンライン座談会
※このブログはガイアックスエンジニアブログからの転載です。
参考ブログ:ガイアックスのエンジニアって何やってるの?(2020年6月現在)
ガイアックスは基本的にはIT企業です
とり急ぎ、提供しているサービスを列挙すると以下のようになります。
- ITサービスの受託開発・運営
- 自社サービスの開発・運営
- ソーシャルメディアを使用したマーケティング、およびコンサルティング
- Nagatacho-GRiD(本社ビル) の運営
実際に働いている様子をより感じる事ができるよう、(エンジニア用ですが)こんなページも作成してみました。
ガイアックスのエンジニアって何やってるの?(2020年6月現在)
しかしながら、現在はいろいろな分野に枝葉を伸ばしてるため、今では半ばカオス状態にあるともいえます。
まず、このカオス状態を紐解いていきます。 そのために、本社ビルであるNagatacho GRiDを中心に考えると段々とその輪郭が見えてきます。
本社ビル Nagatacho GRiD
Nagatacho GRiDでガイアックスは以下の事を行なっています。
- 企業向けシェアオフィスの貸し出し
- コワーキングスペース
- セミナー・イベント会場のレンタル
- 食堂・カフェの経営(Tiny Peace Kitchen)
- ガイアックス本体の事業
ご覧の通り、自社ビルをほぼ貸し出しており、それを一つの収益としております。
Tiny peace kitchen
1Fは食堂・カフェである Tiny Peace Kitchen が入っています。 ※2021.03月追記:現在はサービスを終了しました。
以前は営業で働いていた社員が現在は飲食事業部の部長として働いています。 こうなった経緯は色んな記事で話題にされているので割愛しますが、とても興味深く面白い事例です。 是非、下記の記事を読んでみてください。
私、カフェと子供を同時に生むことにしました。〜ITベンチャーでカフェ事業を始めました〜
人と人をつなげる実験場
社員として働いてみると、ガイアックスは一つの実験場のように感じるときがしばしばあります。
ガイアックスのミッションに「人と人をつなげる」があります。
生きていく以上、人とのつながりは避ける事はできませんので、 一見すると、ミッションとして当然の事を言っているだけのように思えますが、つながりの選択肢が増えていく事は容易に想像できますし、いくらあっても構いません。
それは単純な人との出会いであったり、オンラインで知識を共有したりと、ミクロににもマクロにも捉える事ができます。
ガイアックスはそのミッションから様々な事業を展開していますが、企業という枠組みを使って、人間が本来もっている営みの力と発展するテクノロジー、その境界を段々と無くしていく実験をしているようにも感じます。
参考ブログ:ガイアックスの組織の考え方のコア部分
ガイアックスは、インターネットに連動している。2000年中盤からソーシャルメディアと呼ばれるようになったものや、2010年中盤からシェアリングエコノミーと呼ばれるようになったものを推進するための事業と思ってもらって差し支えない。
上記は、代表の上田のブログからの引用ですが、ガイアックスはインターネットを手段の一つとし、流動的にビジネス形態を変えています。
ネットを使ったマッチングサービスを提供したかと思えば、もう一方ではGRiDで色んなイベントを通してリアルな出会いがある。
サービスを中心とするのではなく、「人と人をつなげる」というミッションや哲学、それらを極端に中心として考えて事業を展開している、ということを理解していただけると、ガイアックスの輪郭がより明確に表れてくると思います。
最小の組織同士がつながる
先述したブログではこのようなことにも触れています。
一般的に、会社という組織で、事業運営をしていると、本当に非効率なこと、そして、無駄なことや残念なことが出てくる。 窓際族・・・どういう力学のゲームになれば、そんなものが存在するようになるのだろうか。謎すぎる。ダレトク?イジメやネタミ・・・バカじゃないのかって、本当に思う。人は人でしょ。妬むなら、ぜひ無関係な他社の社員さんのことも同じぐらいに妬んで欲しい。忖度・・・上司の意向を「忖度」して、儲かるならいいんだけど。お客さんが喜ぶならいいんだけど。組織の壁・・・それって美味しいの? だから、会社という大きな組織、大きな箱はダメなんだ。 一人ひとりが、資本主義社会の市場経済に基づいて、競争環境の中で、働けばいい。
組織が大きくなるにつれ起こるパワーバランスや忖度によって社員が思うように動けないないのは、ちっとも効率的ではありません。
そのせいもあってか、ガイアックスでは事業部の独立採算やカーブアウト制、独立後の支援など、最小単位で柔軟に動ける仕組みがあります。
社員数の割に事業部が多いのは、こういった理由も関係しています。 ゆえに経営に興味のある社員にとってはチャレンジしやすい環境にあり、「新卒入社卒業生の6割が起業する」という状況を生み出しています。
時代にマッチしたサービスを次々と生み出す、スタートアップスタジオという組織も存在します。 外部からのアイデアも受け入れるピッチ大会も定期的に行っており、毎回盛況です。
参考ブログ:卒業生に聞いてみた!シリーズvol.6~AppBank 株式会社 村井 智建さん
※カーブアウト制や独立後の支援についての経緯と紆余曲折については、当事者が話している下記の記事が面白いと思います。
卒業生に聞いてみた!シリーズvol.6~AppBank 株式会社 村井 智建さん
過去2年での新卒による新規事業とカーブアウト例は下記になります(2020年7月時点)
まとめ
私自身、今回書いた記事を読み返してみて、確かに文章化が難しいことを痛感しました。
しかしながら、当初の目的である「ガイアックスは何をやっている会社なのか?」については、あながち的外れな答えはしていないと思います。
まだまだ紹介されていない制度や、それを利用した社員の情報などがあるので、是非本家のサイトで確認していただければ幸いです。