2022年12月22日、ガイアックスグループのエンジニアメンバーを対象とした「エンジニア出社デー」が開催されます。
通常、ガイアックスではメンバーはフルリモートで仕事をしており、オフィスに集まる習慣がありません。メンバーはそれぞれのライフスタイルに合わせてベストな働き方を実践しており、地方移住や多拠点生活など、多様な働き方がすっかり「普通のこと」になっています。
一見いいことばかりのように感じますが、横のつながりが見えにくくなることで業務上の難しさを感じる場面も出てくるようで……。
そんな状況のなか、開発部所属のエンジニア・西山凌太さんが中心となり、ガイアックスのエンジニアコミュニティ活性化のために企画したのが「エンジニア出社デー」です。
フルリモート組織のガイアックスで、「イベントの出席率95%を目指しています」と語る西山さんに、今回の企画に込めた想いをお聞きしました!
西山 凌太
開発部・エンジニア
2020年にインターンとして入社。TABICA(現aini)のFlutterアプリ開発に関わり、後に開発リーダーとして「キタキタ!」アプリの開発中。学生時代にコーチングを学んでいた経験を活かし、エンジニア採用やエンジニアへのインタビューアーの経験も。22卒として開発部に入社。
フルリモート組織だからこそ、「出社」が交流を生むきっかけになるはず
ーー「エンジニア出社デー」とは、どのような企画でしょうか?
ガイアックスグループでエンジニアとしてフルコミットしているメンバー(業務委託・インターンメンバーを含む)を対象に、「事業部を超えてエンジニアが交流できる日をつくろう」という企画です。
スケジュールのイメージとしては、朝から出社して各々の業務にあたり、お昼にはみんなでランチを食べながら自己紹介や歓談する時間を設けます。
その後は午後の仕事を再開し、業務終了後は場所を借りて交流会をしようと考えています。
また、各事業部ごとに今年の振り返りをシェアする時間もつくる予定です。
たくさんのコンテンツを用意するのではなく、みんなで集まって仕事をしたり、ご飯を食べながら交流するイベントにしたいと考えています。
ーーまさに「出社デー」なのですね!以前は当たり前だったことも、普段がフルリモートだと特別なことに感じます。この企画は西山さんが主導しているのでしょうか?
企画・運営をしているのは、以前からガイアックスのエンジニア向けイベントや採用などを進めていた「チームER(Engineer Resource)」です。
今年の春から新体制になり、開発部責任者の峯さん、エンジニアの大前さん、業務委託の富士松さん、僕の4名がメインで動いています。
チームERではこれまでに、1dayで企画から開発までを行う社内ハッカソンや、交流を目的とした飲み会、エンジニア向けの公開勉強会やアプリのリリース報告会などを開催し、ガイアックスのエンジニアコミュニティを活性化をしつつ、外部との交流の場づくりに取り組んできました。
「できれば全員に来てもらいたい」。“エンジニア出社デー”は組織活性の出発点
ーー「エンジニア出社デー」は初の試みだそうですが、企画の背景にはどのような想いがありますか?
エンジニア同士がつながりあうことで、社内交流を活性化させたい想いがあります。
これまでにもイベントを行ってきたのですが、参加するメンバーが固定化されてしまうという課題がありました。
そこで、あらためて若手からベテランまでのエンジニアメンバーにヒアリングをさせてもらい、どんなニーズがあるのか探っていきました。
すると、若手メンバーの「いきなり大先輩に連絡するのは気が引ける」という声や、ベテランメンバーの「若手の質問には答えたいけど、なかなか接点がない」という声を聞くことができました。
ーーガイアックスのエンジニアは20代の若手層と40代のベテラン層に年齢が二極化していて、お互いが交わる機会は確かに少ないかもしれませんね。
そうなんですよね。僕は2021年4月入社で、インターン時代を含めると約3年間ガイアックスにいますが、気軽に相談できるベテランエンジニアは1〜2人くらいなんです。
長期間一緒に仕事をしていても実際に会ったことがないメンバーもいますし、「面識はないけど名前はよく聞く」というパターンもあります。
とはいえ、いきなりイベントを開いても同じような顔ぶれになってしまうことが予想されるので、「一度思い切ってみんなを集めたらいいのでは?」と考えました。
「エンジニア出社デー」は、みんながつながる出発点になればいいなと思っているので、今回は出席率95%を目指しています。
「効率は愛」を社内にも。“つながる”ことで仕事の可能性は無限に広がる
ーーエンジニア同士がつながることで、どんなことが起こりそうですか?
つながりができることで業務が効率化されたり、できることの可能性が広がっていくと考えています。
たとえば、僕たちエンジニアが何かを開発をする際には様々な技術調査をします。1つのアプリをつくるにも、どんな技術が必要で、その要件が実現可能なのかを一通り調査するのですが、「いろいろなところで同じような技術調査がされているのでは?」と思うことがあって……。
そんなときに、もしエンジニア同士がつながっていたら、より効率よく技術のキャッチアップができるかもしれないし、自分たちで「これが正解」と思っていたことが、ベテランの目から見るとさらにいい方法があるかもしれない。
エンジニア同士のつながりがないことで起こっている非効率なことや機会損失が、つながっている状態をつくることで解消され、「可能性の蓋」を開けることができると思っています。
ーーガイアックスでは「効率は愛」という言葉がよく登場しますが、まさにそれを体現されようとしているのですね。他にはどんなことを実施しようとしていますか?
開発部は3ヶ月から半年のペースでアプリをつくってリリースしているのですが、先日エンジニア向けに開催した報告会の評判がよかったので、今後はリリースの度に技術やつくり方など細かい話をする報告会を開催しようと考えています。
また、エンジニアがどんなことをしているのか他のメンバーは知らないことも多いと思うので、全社向けに「こんな機能のサービスを作りました」と話す機会もつくりたいですね。
ガイアックスは「人と人をつなげる」というミッションを掲げていますが、社内でもエンジニア同士や、エンジニアと全社をつなげるハブのような存在に自分がなっていきたいと思っています。
ーーありがとうございました。西山さんやチームERの取り組みを応援しています!
インタビュー:荒井智子
ライティング:黒岩麻衣
「つながりがある方が効率的」。とはいえ、放っておいたらつながりはできにくいですよね。メンバー同士も、ガイアックス全体も、社会も、誰かの情熱や努力があってこそつながりが生まれるのではないでしょうか。
ガイアックスのエンジニアのみなさん、ぜひ「エンジニア出社デー」にお越しいただき、つながりの最初の一歩をつくっていただけると嬉しいです!