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”やり抜くこと” を積み重ねて進化する。人を幸せにするモノ創り

最終更新: 2023年3月15日

私たちガイアックスは、“使命で動く” というPhilosophy (経営哲学/企業理念) を持っています。使命で動くとは、世の中の課題を自分ごととして捉え、ビジョンや問題意識を打ち出し、ムーブメントを生み出すことで社会を巻き込み実現すること。そんなガイアックスメンバーの様子を連載で紹介していく「使命で動くシリーズ」をご覧ください!

今回インタビューしたのは、ICTソリューション事業部部長の大坪大樹(おおつぼ だいき)さん

現在はICT(情報通信技術)の領域でお仕事をされている大坪さんは、仕事において「やり抜くこと」を大切にしていると語ります。
「やり抜く力」は、Guts(度胸)・Resilience(復元力)・Initiative(自発性)・Tenacity(執念)の頭文字を取り「GRIT」とも呼ばれ、あらゆる場面で成功するために必要な能力だと言われています。そしてこの能力は、才能や環境のような先天的な能力ではなく、誰でも身につける事ができる後天的な能力だそう。
今回のインタビューでは、大坪さんの使命や「やり抜くこと」を大切にするようになった背景、「やり抜く」ために意識していることなどをお聞きしました。

大坪大樹

大坪 大樹
ICTソリューション事業部 部長
2012年入社。WebディレクターとしてWebサイト及びシステムの構築・運用に関するディレクション及びコンサルティング業務を担当。並行してAWSインフラ構築・運用事業にてプロジェクトマネジメント業務を担当。2021年より、ICTS事業部にて部長に就任。 Webサイト、システム、AWSインフラ環境の構築・運用事業を運営しつつ、新規サービスの開発を手掛ける。

モノ創りが好き。その先にあったのは「人を幸せにすること」

幼い頃から、いつでも何かを創っていた

ー 大坪さんの使命について教えてください

大坪:私のやるべきことは「人を幸せにするモノ創り」だと思っています。領域に制限を設けるものではなく、根本にあるものです。それが前提としてあった上で、今はICTという土俵の上で、より良い出会いやコミュニケーションを作っていくことをミッションとしています。

ー 「作る」ではなく「創る」なのですね。昔から「モノ創り」がお好きだったんですか?

大坪:過去に漢字による違いを調べた上で、「新しいモノをつくる/つくっていく」という意味を込めて「創る」の文字を使っています。
私の親もモノ創りが好きで、小さい頃から一緒に何かを作って遊んでいました。その影響で、物心がついた頃にはモノ創りが好きな子供になっていて。父がデザインの仕事をしていたこともあり、将来の夢を聞かれたら、わからないながらも「デザイナー」と言っていました。成長していく過程でもずっと何かを創ることが好きで、中学からはバンド活動を始め、高校生になると曲作りもするようになりました。その頃は今のように「ミッション」や「やるべきこと」を意識していたわけではなく、ただ「やりたいからやっている」という状態でした。そして大学は大阪芸術大学へ行き、芸術計画学科を専攻しました。音楽や絵などの芸術全般を見て考える土壌を作り、その経験を生かして新しい企画を考えたりする、ディレクター向けの勉強でした。
そして大学を出てからは、事務所に所属して本格的にバンド活動をしていたんです。

「創りたいから創る」から「何のために創るのか」へ

ー バンドマンだったとは驚きました!そこからなぜIT業界に入ることになったのでしょうか?

大坪:「音楽をやって生きていきたい」と思ってバンド活動を続けましたが、4年間ほど経った頃解散することになって。これから何をしようかと考えたときに、「やっぱり何かモノ創りがしたい」と、デザイナーの夢に戻ってきました。
これからデザインの仕事をするのなら、当然パソコンができないとダメだろうと考えました。パソコン…という呼び方もちょっと恥ずかしいのですけど(笑)。そしてパソコンのサポートセンターにアルバイトをしに行き、サポートをしながらパソコンを覚えたんです。そしてその時にご縁があって3Dのオブジェクトや材料の作り方を学びました。ちょうどその頃(2007年当時)は「Second Life」という3D仮想空間が流行り始めた時期で、3Dグラフィックデザイナーとして、Web制作会社に飛び込んでみたのがIT業界に入ったきっかけですね。そこは作ることに関してはとても恵まれた環境で、3Dグラフィックデザイナーとして入社しましたが、徐々にWeb制作にも関わっていくようになりました。デザイナーさんなど、働いている皆さんのレベルがとても高く、刺激をいただきながら充実した日々を送っていました。
そうして人生が進んでいく中で、「自分が何を大切にしたいか」「どう生きたいか」を考えるようになりました。「なぜ創るのか?」と、改めて今自分がやっていることに向き合い続けて辿り着いたのは、「自分が創ったモノで誰かが幸せになってくれたら、それが自分の幸福感に繋がっている」ということでした。音楽をやっていたのも、曲を創って、聴いてくれた人が幸せな気持ちになったり、その人の支えになったり、楽しくなったり、何かいい方向に変わるきっかけを創りたかったのだと気がついて。そう考えると、音楽以外も含め自分が「モノ創り」に関わり続けてきたことが一気に腑に落ちた感じがしました。

挑戦の幅を広げるためにガイアックスへ

事業を「創る」ことに対する興味から、新たな挑戦の道へ

ー ガイアックスにはどのような経緯で入社したのでしょうか?

大坪:Web制作会社に入ってからサイト制作など色々な仕事をする中で、その上流にある事業を作ることも「創る」ことだと考えるようになりました。そしてまだ1社しか経験がない中で「創る」ことに対しての視野を広げてみたくなり、色々な会社を見るようになりました。その時に、当時のガイアックスの制作部門の部長だった岡田健太郎さん(現株式会社アドレス取締役)からお声がけをいただいて。
ガイアックスを見てみて、当時から幅広く色々なことをしていた印象を持ちました。Web制作をしたり、ネット掲示板・SNS監視の部門(現アディッシュ株式会社)があったり、ソーシャルメディアの運営もしていました。それ以外にも営業の方が様々なことを提供されていて、あまり制限を設けずにサービスを作っていく力を感じ、「これはいいな」と。ガイアックスには色々なことに手を出していける期待感がありましたし、チャレンジ精神が旺盛で新しいことに取り組もうとする姿勢を感じました。
自分もこういう環境で積極的に新しいことに取り組んでいきたいと思ったことが、ガイアックスに入社したきっかけです。Web制作会社では5年ほど働いてデザインや社会人としての基礎スキルを身につけ、2012年の後半頃にガイアックスに入社しました。
結果的にガイアックスに8年以上居続けるのも、やりたいことがやれているからですね。事業を創ることもモノ創りだと思っていて、自分で選択してそのポジションにいられるのがガイアックスだと思います。

”やり抜くこと” を積み重ねて進化する。人を幸せにするモノ創り』大坪大樹(ICTソリューション事業部部長)
”やり抜くこと” を積み重ねて進化する。人を幸せにするモノ創り』大坪大樹(ICTソリューション事業部部長)

いいモノを創り、喜んでもらうために大切な「やり抜く力」

ICTでのモノ創りを通して幸せな人を増やす

ー ガイアックスではどのようなお仕事をされていますか?

大坪:私達はお客様のICTに関わる課題に対してコンサルティングしたり、Webサイトやシステム、インフラの構築、それらの運用などを担当させていただくことをベースにしており、お客様によって様々なサービスを提供しています。それ以外にも自分達でプラットフォームを作り、多くのお客様に共通する課題を解決するようなものを作ったりもしています。

ー 仕事をしていて面白いと感じるのはどんな時ですか?

大坪:この業界では日々新しいことが起こって、それが当たり前になり、またさらに新しいことが起こっていきます。ICTという領域で新しいサービスや技術などが色々と生まれてくる中で、お客様の要望もアップデートされていく。要望に答える方法も変わっていったり、「こんなことができるようになったのか!」と思うこともあります。新しい技術が出ることで世の中の流れが変わるようなことも起こりますし、どんどん新しいことが実現されていることを感じます。その中で、自分自身も新しいことをインプットして形にしていくことができるのは面白いですね。

「やり抜くこと」で経験の濃さが変わる

ー 仕事をする上でのこだわりはありますか?

大坪:仕事において普遍的に大事にしているのは、「やり抜くこと」です。
なぜ「やり抜くこと」を大事にしているかというと、1つ目は、自分でやっていることの可能性をできるだけ高めるためです。もし自分がやり抜かなかった場合、結果として「もっとできたんじゃないか」という後悔が残ってしまいますし、そもそも「やりました」と言い切れないと思うんです。やり抜いたとしても思い通りにいかない物事が多い中で、まず「やり抜くこと」を大切にしたいと思っています。
2つ目は、誰かに「一緒に頑張りたい」「応援したい」と思ってもらいたいなら、少なくとも自分はやり抜いていないと、誰も協力しようとは思ってくれないと思うんです。
事業は一人では作れないので、自分がやり抜いて初めて、周りの人に対して何かを期待するラインに立てるのではないかなと。お客様と仕事をしていても、担当者の熱意で進み方が変わってくると感じています。
3つ目はシンプルに自分のためです。自分のやったことに対して、「やった」と自信を持って言えるかどうか。それと、やり抜いた場合とやり抜かなかった場合だと、いいことも悪いことも、その物事に対して得られる経験値が全く変わってくると思っています。そしてどちらの場合でも、かかる時間は意外と同じくらいなんです。アクションの量が違えば考える量も違いますし、時には痛い目に合うこともありますが、自分の肥やしになるものの量が全然違うと思いますね。

大きな目的を意識すれば、迷いも減る

ー 「やり抜いた」と言えるようになるために、どんなことを意識していますか?

大坪:目の前のやっていることの先にある、「実現したいこと」を常に考えるようにしています。今目の前にある作業は何のためにやっているのか?それは、その先に成し遂げたいものがあるからですよね。それを意識し続ければ、成し遂げたいものに繋がる行動をすると思いますし、「とりあえず・なんとなくやる」ということも少なくなると思います。
自分の視野が狭くなって目の前のことだけを見てしまうと、ただその作業をこなすことを考えるようになってしまいます。そんな時に「なぜやっているのか?」を考えられると、悩むことはあっても、迷子にはなりにくいと思っていて。
例えば、創ることによって人を幸せにしたいという場合、ゴールは「創ることによって人を幸せにすること」であって、創ること自体はゴールではないんです。しかし、ゴールが見えていないと、うまくいかない時に迷ってしまったり、ただ作業としてこなしてしまったりすると思うんです。
でもゴールが見えている人は、「ゴールとなるものを実現できているか」を考えて行動すると思うんです。

ー 実現したいことを考える…それは、日々意識することでトレーニングされるものなのでしょうか?

大坪:それが求められる経験を重ねることも必要だと思います。それから、そういうスタンスの人に出会うことも大切ですね。私が手段ではなく目的を意識するようになったのも、出会った人たちのスタンスに影響を受けたことが大きいかもしれません。
例えばクライアントワークなら、お客様にとって開発方法はあまり重要ではないと思うんです。何か実現したいことがあって、それに対して技術的なことで「無理です」と言ってしまえば、そこで終わってしまいます。一方で、「こういう方法を使えば結果的に解決できます」と提案できるかどうかでは、雲泥の差があると思っていて。そういったことを繰り返していると、あくまでも重要なのは「実現したいこと」であると意識するようになるのではないでしょうか。これまでに出会ったたくさんの人達が、そういう考え方を私にインプットしてくれたと感じています。1つの方法がダメなら他の方法を提案することも「やり抜くこと」の一部になっていると思います。

ガイアックスの自由と責任

パフォーマンスを最大化するために自由な環境がある

ー ガイアックスは「自由な会社」と言われることがありますが、働いていてどんな自由を感じますか?

大坪:自分が「どう在りたいか」「どう働きたいか」も含め、やりたいことを自分で決められる自由があると感じています。自分で決められる=自由だと思っていて、ガイアックスには自分で決められる文化があると思います。
自由にできるのは、パフォーマンスを最大化するためだと思うんです。メンバーひとりひとりの生き方や生活のスタンスがあった上で、その人のガイアックスでの活動を最大化するために自由がある。その自由がある以上、成果を出すことに対して意識を高く持っています。成果を出すことが、自由に対する責任なのではないでしょうか。

ー 最後にメッセージをお願いします

大坪:今若手と呼ばれる世代の方は自分と違う発想をすると感じています。若手の皆さんならではの発想やアプローチで、これからどんなことを実現していくのかを楽しみにしています。その中で、一つ一つの得られた機会を大切にして、その時の自分の可能性を最大限発揮してほしいと思っています。

ー ありがとうございました!

インタビュー・ライティング:黒岩麻衣

編集後記

大坪さんは子どもの頃に持っていた「創る」ことに対するワクワク感のまま、現在もお仕事をされているのだと感じました。これからどんな新しいモノを創り、幸せな人を生み出していくのでしょうか。優しい気さくな雰囲気と、「やり抜く」という情熱のバランスがすばらしいです!

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使命で動く
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2. 普通の社員とは、個性、多様な力、多様な可能性を持つ社員
3. コンフォートゾーンから抜け出すことで ”自由” はつくれる
4. ミッションを追求したら、アドレスホッパーになっていた
5. 個々の願いを手放しで応援する
6. スタートアップで成長する中でも、ミッションと経済性の両方を諦めない
7. ガイアックスほど、先が読めない会社はない
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大坪 大樹
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