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2023年 新年のご挨拶 | 株式会社ガイアックス

最終更新: 2023年11月10日

新型コロナウィルスの感染拡大からほぼ3年が経ち、未曾有の危機は様相を変えつつあります。
Withコロナ時代において、ガイアックスでは新しい組織のあり方や働き方を模索し、メンバーのリモートワークや地方移住、社員総会や内定式といった全社行事のオンライン化などを進めてきました。
2022年後半にかけてはさまざまな規制も徐々に緩和され、出口の見えない閉塞感にも光が見えはじめています。2023年の干支は「卯年」。卯(うさぎ)はその跳躍する姿から、「飛躍」や「向上」の象徴とされています。
みなさまにとってこの1年が更なる飛躍の年となりますよう、お祈り申し上げます。新春に先立ちまして、ガイアックス代表執行役社長 上田による年頭挨拶を下記の通りお知らせいたします。

2023年、明けましておめでとうございます。今年は昨年までと比べて新型コロナウィルスの影響も落ち着きつつあり、この2〜3年間で体験できなかったことを、みんなでどんどん体験していきたいと思っております。
ガイアックスとしては、2022年に立ち上げてきたDAO事業が今年は勝負のときだと思っています。DAO事業を世のなかへ広めつつ、これまで取り組んできたソーシャルメディア事業やシェアリングエコノミー事業に関しても、さらに一段高めていきたいと思っております。
ぜひみなさんと一緒に事業、ひいては社会をつくっていきたいと思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

上田裕司

2022年は「“シェア”の概念がますます広まった1年」

2022年は大きく3つのことがありました。
1つは、シェアリングエコノミーがさらに普及してきたことです。はじめてお会いする方でも、話をお聞きするとシェアリングエコノミーを活用していたり、シェアワーカー(*1)として働いていることが当たり前になってきました。
2つ目は、働き方が大きく変わったことです。
新型コロナウィルス感染拡大の影響が続き、リモートワークが普及しつつあるなかで、会社と自分との関係性を見直したり、「そもそも自分はどのような仕事をしていこうか?」と考える機会を持ったり。以前と比べて、よりフラットに自由な働き方を選択できる世のなかになってきたと思います。

3つ目はDAO(分散型自律組織)の概念が普及してきたことです。
DAOは2020年頃から出てきた概念ではありますが、昨今では一般的にも聞かれるようになり、今後はさらなる伸びが期待されます。

個人的な話では、2022年は自宅をシェアハウス・ゲストハウスとして開放したことが大きな変化でした。僕自身はこれまでもシェアの精神を持ってさまざまなことに取り組んできたつもりでしたが、身も心もますますシェアに染まりつつあると感じています。

(*1)シェアリングエコノミーのプラットフォームを利用して、スキル・時間等を提供する人のこと

2023年、社会はどのように動くか?

2023年は、新しい分野としてはDAOの重要性が増していくと思っています。「DAO=ブロックチェーン上でテクニカルに進むもの」という狭義の捉え方だけではなく、DAOの概念には現代の社会で非常に参考になるような多くの要素があります。
こういった部分を既存の組織や会社、社会がどんどん取り入れていく年になるのではないかと考えています。

社会全体では、Withコロナの時代において、昔と比べると引き続きリモートワークをする人が増え、会社と個人が対等になり、フラットな関係性のなかで会社が多くの人と関わるだけでなく、個人側としても多くの会社で働いているような世のなかになってくるでしょう。
これまでは会社を中心に物事を考えていたかもしれませんが、自分自身が自由に、「どこで働こう」「どこで生活しよう」と考え始めると、より社会全体にとって良いこと、「SDGs」や「ソーシャルグッド」なことに対する志向が高まっていくのではないかなと思います。

コロナ禍では、旅行や人との交流、プロジェクトの実施など、さまざまな「体験」が制限されました。
2023年は、みなさんがここ2〜3年で過ごしていたリズム感を継続させるのではなく、コロナと共存することを見据え、一気にライフスタイルを変えていくことができるかが重要になってきます。
これまでの2〜3年を取り戻すだけではなく、一気に自分自身のモードを変え、一日一日を大切に、これまで体験できなかったことをどんどん体験していくことが重要なタイミングになると思います。

2023年の抱負 「“シェアの道”を極め、最先端を走り続ける年に」

2023年の抱負として、個人的には引き続きシェアの概念をまずは自分自身が高めていくことを目指したいと思っています。日本には「道を極める」という言葉がありますが、僕自身「まだまだだな」と気づかされることが多々あります。
「シェアを極める」とはどのような日常生活なのかを自分で高めていくことによって、よりよい社会の姿がイメージできますし、1つ1つの事業に対しても、よりよいアドバイスや示唆を与えるができるのではないかと思っております。

会社としては、1つ1つの事業を伸ばしていくのはもちろんのこと、なかでもDAOに関する事業は2023年社会的にも必要になってくると考え、これまでに最先端の部分を走り続けてきた我々だからこそ、こういった部分を高めながら世のなかに広めていくことができたらと思っております。

DAOの立ち上げを検討している場合は

2024年現在、国内200個を超えてあらゆる領域で導入が進んでいるDAO。立ち上げのコツは初期の構想と参加者のハードルを下げる仕組みにあります。ガイアックスでは、大手企業・自治体をはじめとする豊富つ先進的な支援実績をもとにDAO組成支援を行っています。

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上田 祐司
1974年大阪府生まれ、1997年同志社大学経済学部卒業。大学卒業後は起業を志し、ベンチャー支援を事業内容とする会社に入社。一年半後、同社を退社。1999年、24歳で株式会社ガイアックスを設立する。30歳で株式公開。 ガイアックスでは、「人と人をつなげる」のミッションの実現のため、ソーシャルメディア領域、シェアリングエコノミー領域に加え、web3/DAO領域にも注力し、分散型自律組織やコミュニティの分野を強化。また、新規事業・起業を支援するスタートアップスタジオとして社会課題の解決に取り組む。 一般社団法人シェアリングエコノミー協会の代表理事、株式会社Unitoの社外取締役を務める。

主な政府委員・登壇などの実績

・消費者庁 第3回デジタル・プラットフォーム企業が介在する消費者取引における 環境整備等に関する検討会(2020年)
・G1サミット2018 登壇(2019年)
・経団連 生活サービス委員会(2018年)
・日本学術会議 経営学委員会・総合工学委員会合同 サービス学分科会(2018年)
・総務省 地域IoT実装推進タスクフォース 地域資源活用分科会(2016年~2017年)

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