2025年2月個人投資家向けオンライン質問会質疑応答（要約）

2025年3月6日

ガイアックスは、2月18日（火） 20時より「個人投資家向けオンライン質問会」を開催しました。
当社を日頃より支援してくださっている個人株主の皆様から当社へのご意見やお話を承る場として、また新しい個人投資家の方々に当社を応援していただくべく、その場でいただいたご意見やご質問に対し、当社代表執行役社長上田祐司より回答させていただきました。その質問会で交わされた質疑の内容をお伝えいたします。
※本内容は、主な質疑応答の要旨を記載しております。また、理解推進のために一部内容の加筆修正を行っております。

2025年12月期の業績見通しと中期経営方針の進捗

Q. 2025年12月期の業績見通しを教えてください。

当社の2025年12月期の業績見通しにつきましては、売上高33億円、営業利益2億円、経常損益2億円、当期純利益1億8,000万円を見込んでおります。ソーシャルメディアサービス事業の堅調な成長に加え、インキュベーション事業においても自治体や教育機関からの支援プログラムを受け、さらなる発展を図ってまいります。

Q. 中期経営方針の進捗状況について教えてください。

2024年度の業績は、売上高が前年同期比13%増、営業利益が280%増という結果となりました。また、株主還元方針として、2024年度は特別配当50円を実施し、2025年度の期末配当額を5円と発表しております。

インキュベーション事業について

Q. インキュベーション事業の累積損益について教えてください。

インキュベーション事業の累積損益につきましては、おおむねプラスで着地しております。ただし、セグメントごとの業績には管理部門の費用や上場費用が含まれていないため、実際の利益を正確に把握することが難しい部分もございます。当社といたしましては、短期的な利益ではなく、中長期的に大きなキャピタルゲインを創出することを目的としております。

Q. 社内カーブアウトの進捗について教えてください。

当社では、社内事業のカーブアウトを継続的に実施しております。過去には「アディッシュ」や「TRUSTDOCK」などが独立しておりますが、現在も新規事業においては外部からの資金調達ができる事業を目指し活動しております。上場を見込める規模に達するためには一定の時間が必要であると認識しております。

DAO（自律分散型組織）事業について

Q. DAO事業の将来の利益規模についての見通しを教えてください。

DAO事業におきましては、現時点では主にコンサルティングやシステム開発による収益を得ております。将来的にはSaaS型の収益モデルへと移行し、より高い利益率を確保することを目指しております。また、トークン取引を含む新たなビジネスモデルの構築についても検討を進めております。

Q. ステーブルコインの活用状況について教えてください。

現在、ステーブルコインの活用につきましては、市場の動向を見極めつつ慎重に検討しております。現時点では市場の盛り上がりに欠けることから、ステーブルコインの使用にこだわらず、汎用的なトークンやNFTの活用を模索しております。

株主還元とIR施策について

Q. 配当政策についての変更はありますか？

2025年の期末配当につきましては、5円を予定しておりますが、業績の状況に応じて特別配当の可能性も検討してまいります。IPOなどによる利益が発生した場合には、適切なタイミングで株主の皆様への還元策を講じる所存です。

Q. 株主優待の改善は検討されていますか？

現在提供している「aini」の株主優待は、当社のサービスをご利用中の皆様に株主としてご参画いただける機会、また、当社グループのサービス利用機会の拡大を目的に実施しております。ご利用状況を見ながら改善を検討する予定です。また、他の当社グループのサービスとの連携を視野に入れ、より魅力的な株主優待制度を構築してまいります。