吉川 佳佑
株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部 起業家教育事業 責任者ETIC.様とは昨年度、TSGと連携したプログラムをトライアル的に実施させていただいたのですが、実施した学校の生徒や先生方から「ゴールが明確だと最後まで頑張れた」「普段はなかなかチャレンジできないことに取り組むことができ、いい経験になった」とポジティブなコメントが多数寄せられました。
私たちとしても自社のアントレプレナーシップ教育プログラムが単発で終わってしまうことに課題を感じていましたので、今回のような連携ができることを非常に嬉しく思います。
「来年度はこれまでとは違う探究を行いたい」「アントレプレナーシップ教育を実施したい」「生徒も先生も熱中するプログラムを行いたい」という先生方は、ぜひご応募をお願いします。
若年層向けのアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ」を提供する株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田 祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、特定非営利活動法人ETIC.(以下 エティック)と連携し、関東圏の高校、大学等10校に起業をテーマにした「ETIC. × 起業ゼミ」探究学習プログラムを無償提供することが決定しました。
本プログラムはエティックが東京都から委託を受けて運営するビジネスプランコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY(以下 TSG)」を出口とし、参加者はアイディアを考えるだけでなく、TSGへのエントリー、そしてその先の社会実装までを目指します。
プログラム実施の背景:単発のプログラムでは、生徒たちが活動を継続することができない
ガイアックスでは2020年より若年層向けのアントレプレナーシップ教育を行ってきましたが、プログラムがアイディアの考案や校内での発表にとどまること、およびプログラム終了に伴い生徒たちの活動がストップしてしまうことに課題を感じていました。
そこで今回、東京都から委託を受けてTSGを運営するエティックと連携し、出口をTSGに置くことで、プログラム終了後も生徒たちが活動を継続できる「ETIC. × 起業ゼミ」探究学習プログラムを開発することになりました。
プログラム概要:アイディアを考えるだけででなく、ビジコン参加・社会実装を目指す
プログラム名
「ETIC. × 起業ゼミ」探究学習プログラム
概要
生徒が自らの興味・関心や専門性から課題を発見し、ビジネスアイディアの考案と試作品の開発にチャレンジするプログラム。プログラム終了後は東京都のビジネスプランコンテスト「TSG」にエントリーする。
目的・ゴール
- 自分の興味・関心を知る
- 社会のルールや世の中のトレンド、いろいろな企業・職業について知る
- 課題発見力やITスキル、アントレプレナーシップ(起業家精神)を身につける
対象
- エリア
- 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
- 学校種
- 高等学校、中等教育学校(4年生以上)、大学、高等専門学校
※クラス・学年・学校単位でのみ応募可能。
※希望者のみを対象にした授業の実施も受け付けますが、15名以上の参加が確約できることを条件とします。
定員
10校
※10校を超える応募がある場合、審査を行います。
場所
各学校が指定する場所
※一部、または全てをオンラインで実施することも可能。
期間
2024年4月1日〜2024年6月30日
※具体的な実施日時については各学校とすり合わせのうえ決定します。
所要時間数
- 高校・中等教育学校: 50分×4〜8コマ
- 大学・高等専門学校: 90分×2〜4コマ
※1コマあたりの時間はプラスマイナス5分であれば調整可能。
※コマ数の変更は可能。
費用
無料
※交通費や宿泊費が必要な場合、実費をお支払いいただきます。
※交通費はガイアックスのオフィスのある東京都千代田区永田町を起点に算出。
コンテンツ
Lesson1: 課題設定①
- 新しい商品・サービスがどこから生まれるのかを知る
- 社会に目を向け、世の中にどのような課題があるかを知る
Lesson2: 課題設定②
- 洗い出した課題の中から、自分自身が解決のために没頭できるものを1つ選ぶ
Lesson3: プロトタイプ制作
- アイディアを形にするプロトタイプ制作のスキルを身につける
Lesson4: 情報情報
- 起業におけるインタビューの重要さやコツを知る
- 実際に課題を抱えている人へのインタビューの準備を行う
Lesson5: 整理・分析①
- アイディア発想法を用いて、課題を解決するアイディア(= 商品・サービス)を考案する
Lesson6: 整理・分析②
- 身近な商品・サービスからマネタイズ(= お金を稼ぐ方法)にはパターンがあることを知る
- 自分が考案した商品・サービスのマネタイズ方法を考える
Lesson7: まとめ・表現①
- 考えたアイディアを資料にまとめ、発表する
- TSGエントリーの準備を行う
Lesson8: まとめ・表現②
- 考えたアイディアでTSGにエントリーする
講師
吉川佳佑
株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部 起業家教育事業 責任者
金沢大学学校教育学類卒業後、地方の私立高校に教諭として赴任。探究学習と起業家教育の推進を行い、取り組みが経産省のプログラムに採択される。その後、N高等学校での勤務とS高等学校の立ち上げを経て、現在は株式会社ガイアックスにて起業家教育事業の責任者として、全国の学校・自治体・民間企業と連携しながら自社の起業家精神育成プログラム「起業ゼミ」を展開。また、部署全体のマネージャーとして急成長する組織づくりも行う。そして、本業とは別に民間企業の教育活動支援を行う受託会社の代表も務める。
※講師は変更となる可能性があります。
学校様にご準備いただくもの
- プロジェクターとスクリーン、もしくは大型スクリーン
- (生徒・学生さんに)1人1台、PCもしくはタブレット
- (講堂や体育館など広い会場で実施する場合、講師用の)マイク
※ワークシートは事前にデータで共有するため、授業開始までに生徒・学生さんへ配信いただきます。
実施までの流れ
STEP1
必要事項を入力のうえ、下記お申し込みフォームを送信ください。
※締め切り:2024年3月22日(金)12:00
STEP2
2024年3月23日(土)までに全ての申込者に実施校を通達。
STEP3 ※以下、実施校のみ
随時実施日程を確定。
STEP4
2024年4月1日(月)〜2024年6月30日(日)の期間でプログラムを実施。順次、TSGにエントリー
起業ゼミについて
起業ゼミとは、起業家輩出企業であるガイアックスが「起業の裾野拡大」と「若年層のアントレプレナーシップ醸成」を目的に行う、アントレプレナーシップ教育プログラムです。起業や新規事業創出に精通したガイアックスメンバーによる出張授業と並行し、生徒・学生が自身にとって興味・関心のある領域、あるいは専門領域で課題発見から情報収集、ビジネスモデル構築、ピッチ、そしてプロトタイプ(試作品)開発にチャレンジします。
これまでに80を超える学校で8,000名以上にプログラムを提供し、2022年には経済産業省の「キャリア教育アワード」にて経済産業大臣賞(最優秀賞)を受賞。
▼参考:起業ゼミwebサイト(プログラムで使用している教材をwebで公開しています)
https://gaiax-startup-studio.com/
特定非営利活動法人ETIC.(エティック)について
Move Forward. ETIC. 行動を起こす人に伴走し、つなぎ、ともに「新しい社会」をつくる。
1993年設立、2000年にNPO法人化し、人口減少、経済縮小、超高齢化社会における都市と地方の関係や、日本や世界の未来を考え、実践し、支え合い、学びを共有し、また次の未来を描く、未来をつくる人たちのコミュニティづくりの活動を推進する認定NPO法人です。日本初の長期実践型インターンシップの事業化や若手社会起業家への創業支援を通じこれまで約12,500名の若者たちが変革・創造の現場に実践者として参加、1,900名を超える起業家を輩出。またその仕組みを全国80地域の連携組織へ広げています。
TOKYO STARTUP GATEWAYについて
「TOKYO STARTUP GATEWAY(トーキョー・スタートアップ・ゲートウェイ)」は、東京都主催、NPO法人ETIC.(エティック、東京都渋谷区)が事務局を担う、東京発・400字から世界を変える若き起業家を輩出する育成型のコンテストです。応募対象は15歳以上40歳未満の創業前の個人の方で、2023年度は、2,963人のエントリーがありました。応募者は、4ヶ月間のブラッシュアップ期間を経て選考が行われ、最優秀賞300万円、優秀賞150万円、ファイナリスト賞30万の賞金が授与されるほか、都内での法人設立時には別途審査を経て100万円の活動資金が提供されます。さらにコンテストの過程では、先輩起業家等のメンターやサポーターをはじめ、これまで1800名以上の起業家を輩出するエティックによる実践的な創業支援メニューが提供されます。
株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、web3/DAO事業、インキュベーション事業
URL: https://www.gaiax.co.jp/