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新卒でベンチャー企業に就職、それは起業家への第一歩である

最終更新: 2024年6月12日

「安定」を求めて大手企業に就職する人の多くは、「就職が決まれば一安心」と考えているのではないでしょうか。しかし、残念ながらこの不安定な世の中では一概に「大手企業=安心」とはいえません。
そんな中、この時代を生き抜くために「起業」を考える人が増えています。彼らは「就職は必要なスキルを身につける場所」と考え、就職先にベンチャー企業を選ぶ傾向があります。
この記事では新卒でベンチャー企業に入社することのメリットやデメリットを、新卒でベンチャー企業に入社した方々の事例を交えてご紹介します。

新卒でベンチャー企業に入るメリット

では、新卒でベンチャー企業に入るとどのようなメリットがあるのでしょうか。実例を交えて確認していきましょう。

「事業立ち上げ能力を身につける」には最適な環境

ベンチャー企業では、目の前で実際に立ち上げたばかりの新規事業を拡大させていく過程を見ることができます。このような環境では「自分が後に起業する際に必要な事業立ち上げスキル」を身につけることができます。
具体的には、商品やサービス開発、営業や集客、メンバー集めや労務・経理・法務などです。すでに組織が完成していると、分業が進み、事業の全体像が見えません。このような環境だとこれから事業を立ち上げる能力を身につけるには最適とはいえません。
人・モノ・金といったリソースが足りない状況からどのようにビジョンに従って人を巻き込み事業を作っていくのか、これを身につけるにはベンチャーに一度入ってみることが最適なのです。

若いうちからさまざまな職種の経験がつめる

ベンチャー企業は少ない人数で経営していますから仕事量は多く、内容も多岐にわたります。立ち上げ期などは特に大変ですが、たくさんのチャンスが与えられるのも確かです。
たとえば、2021年にガイアックスに新卒入社した中村真奈さんの例を紹介すると、彼女は入社1ヶ月で同社の子会社の事業責任者になり、同年にプライベートで別会社を立ち上げています。
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大企業のように隣の部署が何の仕事をしているか分からない、という状況はなく、前例のない仕事を任されることも珍しくありません。
前例がないわけですからやり方を誰かに教えてもらうのではなく、ある程度自分自身で考えて動く必要が出てきます。ただ、確実にスキルアップはできるでしょう。

若くして昇進できる(ことが多い)

ベンチャー企業は人数が少なく、大企業でいまだ根強い「年功序列」はあてはまりません。成果を重視しますから、自分の裁量で会社に利益をもたらせば、きちんと評価されますし、収入アップや昇進も可能です。
実際、2015年に新卒でガイアックスに入社した松田光希さんは、入社半年でファンドの代表取締役になっています。
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経営に近い視座で、会社全体を見ることができる

大企業に入社すると社長と会う機会はめったにありません。社長はおろか経営陣に会うこともあまり無いでしょう。一方、ベンチャー企業は人数が少ないため、経営陣との距離が近く一緒に仕事ができる機会も多くあります。直接意見や提案をすることもでき、間近で経営者の目線や考え方を学ぶことができます。
ガイアックスの場合は、社内で新規事業を立ち上げ、その事業部長になることができたり、事業部を別の会社として独立(カーブアウト)させることができます。このとき、株も事業部の運営人が持つことができるので、常に経営者と同じ視点で仕事をすることができます。また、経営会議の議事録を社員に公開することで、メンバーの起業家精神を高めています。

働き方の裁量が大きい

一般的にベンチャー企業は大企業と違い「成果をあげれば自由」が認められる社風であることが多いです。働き方もリモートワークでもフレックスタイム制で働いても誰にとがめられることもありません。
仕事に関しても入社して間もない人でも大きな仕事を任せられることも珍しくなく、やりがいを感じることができるでしょう。この点も大企業にはない魅力といえます。

新卒でベンチャー企業に入るデメリット

新卒でベンチャー企業に入るデメリットはあるのでしょうか。あるとすればどのようなことなのでしょう。

大手のような一斉研修はないことが多い

大手企業の場合、入社後しばらくは研修を受けることになります。ここで至れり尽くせりな内容の研修後に仕事がスタートするわけですが、ベンチャー企業の場合は研修ができる人材の問題や研修のノウハウも無いため、研修期間が短く、すぐに現場に入ることが多いです。
「教えてもらおう」というスタンスだとベンチャーでは厳しいです。

ネームバリューがまだまだない

ベンチャー企業は大企業と比べるとネームバリューがなく、あまり有名でないことも多いです。また大手企業と比べて安定性という部分で不安を感じる人がいるのも事実ではあります。
業種によってはその業界が成熟期であった場合、ベンチャー企業が新たに参入するのが難しく、営業が難しいこともあります。

成果を出せずに報酬が伸び悩む

メリットで「成果が出せれば昇給や昇進が可能」と紹介しましたが、逆に成果が出せない場合は報酬がなかなか増えないことになります。
大企業のように毎日会社に行けば昇給していくわけではありません。成果が出せないと精神的にも経済的にも苦しくなります。
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新卒でベンチャーに入るのはリスクなのか

ベンチャー企業に入社するメリットとデメリットを紹介しましたが、結局、新卒でベンチャーに入るのはリスクなのでしょうか。
冒頭でもお伝えしましたが「新卒でベンチャーはやめた方が良い」という意見があるのは確かです。「リスクが大きい」という声もあります。
ただ、それはあくまでも一般論であり、実際に新卒でベンチャー企業に入って活躍されている方はいます。先ほど紹介したデメリットを検証してみましょう。

先ほどのデメリットも裏を返せばメリットといえる

ベンチャー企業では、大手企業と違って一斉研修がないことが多いのはたしかです。しかしその分、大手企業で働いたら何年後にやらせてもらえるだろうか、というような重要な仕事を入社後すぐに任されることもあり、貴重な経験を積むことができます。
大企業なら経理は経理の仕事しか回ってきませんが、ベンチャー企業ではマルチタスクを要求されます。様々な仕事をこなすうち、自身のスキルが上がり、自分の適性を自覚することも可能です。
またネームバリューがない、というデメリットもありますが、ベンチャー企業は将来大企業になる可能性があります。
本田技研工業やソニーも、元々は実績もない起業家が1人ではじめたベンチャー企業だったわけですからその会社に将来性や魅力を感じるならば迷う必要はないのではないでしょうか。

何をもってリスクか、安定と考えるか

「新卒でベンチャー企業に入社するのはリスクが大きい」といいますが、何をもってリスクと考えるのでしょうか。
短期的な視点で見れば確かにベンチャー企業は不安定に見えるかもしれません。でも長期的に見たらどうでしょうか。一般的には「安定している」といわれる大企業も長期的に見れば分かりません。
それよりもベンチャー企業でさまざまな経験を積み、事業収益を上げる力を身につけ、自分自身の市場価値を上げる方が将来の安定につながるのではないでしょうか。
ガイアックスでは新卒で入社し、入社後1週間で会社から出資を受けて起業した会社が前澤ファンドの出資先に採択された人もいます。
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「人を喜ばせることで誰もが社会に貢献できる世界を創りたい。」僕が株式会社オクリーを創業した理由。

※前澤ファンドとは元ZOZOTOWN社長、前澤友作氏の個人資産をもとに起業家や団体に出資を行う会社です。
今は変化の多い時代です。そんな時代だからこそ、いかなる変化にも対応できる能力=事業立ち上げスキルを身につけられる会社に入るべきではないでしょうか。そうすれば不確実性にもチャンスさえ感じられる、リスクを恐れない人材になれます。

新卒でベンチャー企業を考えている人は、インターンがおすすめ

記事を読んでベンチャー企業に興味を持ったら、まずはどんなものか知るためにインターンとして参加することをおすすめします。

ベンチャー企業と一口に言っても、会社によって状況や雰囲気は様々なので、本当に自分が求めているものなのかを実際に体験しておくことが大切です。

学生のうちにベンチャー企業でインターンを経験しよう

ベンチャー企業とはどんなものなのか、学生のうちに現場を経験しておくことで自分の強みや興味が明らかになり、就職活動のプラスになります。

営業、マーケティング、プログラミングなどの現場経験を積むことができるため、その経験が入社後には即戦力として活かせたり、採用側としても学生が入社後に事業部で働いているイメージを持ちやすくなります。学業との両立を心配する声もありますが、インターンのほとんどが大学生であり、学業と両立しながらベンチャー企業で経験を積んでいくことは可能です。

また、法人向け事業のインターンならば、学生でも大きなプロジェクトに関わることができ、就活や就職後の仕事に活かせるでしょう。

インターンをすることでベンチャーの現実が分かり、自分に向いているのか具体的に確認できますので、迷っている方はぜひ参加してみてください。

ガイアックスでは複数の新規事業のインターンを募集しています

ガイアックスには、常に社内に複数の新規事業があります。新規の事業なので、立ち上げの段階から、社員メンバーと同じように取り組めるのが強みです。

例えば、YouTubeやTikTokなどで発信することが好きな人におすすめなのは、ライブ配信事業の配信インターンがあります。他にも、WEBマーケティングに関わりたい人向けのインターンや、会社のブランディングに関わることのできるブランド推進事業のインターンなどがあります。詳しくは、下記よりお問い合わせください。

ガイアックスでインターンに挑戦しませんか

ガイアックスでは、学生の長期インターンシップを募集しています。新規事業立ち上げに参画したり、子会社や投資先で裁量権を持って働いている学生メンバーが多く在籍しており、インターンから経営者的な意思決定ができるという魅力があります。リモートワークをはじめ、学業と両立した柔軟な働き方をすることも可能です。

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