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27歳にして上場ITベンチャー企業の取締役になった人の「新人時代」とは? – アディッシュ株式会社取締役 松田光希

最終更新: 2023年9月6日

今回お話を伺ったのは、アディッシュ株式会社の取締役を務める松田光希(まつだ みつき)さん。松田さんは2015年に新卒でガイアックスに入社し、入社後はM&A担当を経て、同年10月にガイアックス子会社の株式会社GXインキュベートを設立、代表取締役社長就任。ベンチャーキャピタリストとして多数の出資を実行した後、2018年9月よりアディッシュ株式会社へ参画。経営管理部部長兼内部監査室長として2020年3月の東証マザーズ市場への株式公開を推進し、現在はアディッシュ株式会社の取締役に就任しています。
新卒でガイアックスに入社してから、わずか5年という短期間で異例のキャリアを積み上げて来ている松田さんの「これまで」と「これから」についてお伺いしました。
インタビューしたのはガイアックスの荒井智子さん。荒井さんは2013年からアディッシュの前身となる部署に在籍し、ガイアックスに入社したての松田さんの姿も見ていたそうです。当時の様子を振り返りながらお話を進めていきます。

新卒でも徹底的に“好き放題”できる環境がいい。ベンチャーだからって裁量権があるわけじゃない

大学生活は「ビジネススキル」を身につける機会にあふれている

荒井:松田さんはガイアックスの歴代メンバーの中でも、異例のスピードでキャリアを積み上げて来ていらっしゃいますが、まずは学生時代についてお話を聞かせてください。松田さんはどんな大学生でしたか?
松田:北海道大学理学部で化学を専攻していました。毎週実験をしてレポートを書いて、授業のスケジュールもみっちり埋まっていましたね。そんな忙しい中でもかなり飲んでいましたし、旅行もしました。活動的ではあるけれど、いわゆる普通の大学生という感じで、ベンチャー志望で積極的にインターンに行くようなタイプではありませんでした。ただ、大学在学中にもいろんな機会があり、その経験が今の仕事の基盤になっていると感じることはあります。
例えば、大学1年生の頃から学内の大きな学生組織に所属していたのですが、その活動の中でもいろいろ経験しましたね。その組織は学内の部活を統括していて、部活に対して予算をつけたりイベントを運営したりするのですが、例えば駅伝大会をする時には公道を一部使用するので、マップを書いて警察の許可を取りながらボランティアスタッフを配置したりしました。また、2,000人を集めて行うスポーツイベントでは、入退場のマネジメントなどもしていました。そうした活動を4年間通してやっていたので、大学を卒業するまでにプロジェクトマネジメントのスキルはかなり身についたと思います。
旧帝国大学のすべてに同じような団体があって、7大学で集まって日本全国で行うイベントもありました。それくらいの規模のイベントになると何千万というお金が動くんですけど、「お金がどれだけあろうと、ゴリゴリやれば回るんだな」という感覚もその時につかめましたね。
荒井:たしかに、その経験はかなり仕事力が身につきそうですね。他に大学時代で印象に残っていることはありますか?
松田:大学2年生の時にパルクールというスポーツのサークルを立ち上げたことですね。
高校時代からパルクールをやっていて、一緒に練習する仲間が欲しかったのでサークルを立ち上げることにしました。とはいえ、最初は「まだまだ知名度の低いスポーツにどうやって関心を集めるか…そして北海道大学にいる2,600人(1学年)くらいの学生にどうやってリーチするか…」という状態でした。自分1人しかいなかったのでビラを撒くのも大変だったのですが、「2,600枚のビラを刷って挟み込む作業に一定の人数を送れば他の部活と共同で一気に学生に対してビラを配れるシステムがある」と知って、友達何人かにビラの挟み込みを手伝ってもらって、その結果サークルをはじめて1年目で4〜5人くらいがサークルに入ってくれました。小さな規模で続けていたサークルですが、今では50人を超える規模の大きなサークルになっています。毎年大学祭で公式にパフォーマンスショーをしていて、1つの目玉イベントになっているんです。
誰かに教わったわけではありませんでしたが、この経験を通じて「ゼロから新しく何かを始める時にいいチャネルを見つけて仲間を揃えればなんとかなる」と学びました。こういう経験で突破力が身についてきたのかもしれません。

就活でも、ルールを制する者がゲームを制する

荒井:キャリアについては、学生時代の早い段階から考えていたわけではなかったんですか?
松田:就活をはじめるまでは、本当に何も考えていなかったですね。何をすればいいのか全くわからなくて、就職活動にまつわるサイトを検索して2週間くらいかけて片っ端から全部読みました。
毎日深夜3時くらいまで調べて、どんな検索ワードをかけてもだいたい読んだものばかりになりました。その頃には「就活は情報戦だな」と思うようになりましたね。情報を仕入れて、適切な場所を見つけてエントリーすれば、そこからは実力でいける。
荒井:徹底的なリサーチというのが松田さんらしさなのだなと感じます。最初からベンチャーに就職しようと決めていたんですか?
松田:いろいろと調べる中で、僕は好き放題やりたい性格なので、それができる場所が合うだろうと思うようになりました。大手やメーカーに入ると新卒で好き放題はできないだろうから、外資系に行くか、ベンチャーでのびのびやらせてもらうのがいいかなって。
荒井:実際にどのように就活をしたのですか?
就活をはじめる時には短期集中でやろうと決めて、1ヶ月間でやりきりました。
北海道から出て来て東京で就活をするには費用がかかるので、まずはその費用を稼げるようなインターンを探していました。
当時はワークスアプリケーションズの「内定が決まると45万円をもらえる」というインターンが有名だったので、狙うならそこだなと。なかなか倍率は高かったのですが、なんとか北海道での選考に受かって東京にインターンをしに行きました。
上京中は、日中にインターンに参加して、夜はベンチャーの採用面接を受けて、埼玉の親戚の家に泊まる。札幌に戻る日までに就活を終わらせると決めていたので、その生活を1ヶ月間続けました。結果として、3月3日にガイアックスから内定をいただいて、3月5日にワークスアプリケーションズからも内定をいただいて、ゲームセット!という感じで就活を終えました。
荒井:有言実行ですね!短期集中で就活がうまくいった秘訣などはあるのですか?
松田:それこそ、やっぱり徹底的に必要な知識をインプットすることですかね。例えば、はじめて参加したロジカルシンキングセミナーでは、最初に出された問題に対する僕の回答はボロボロで、ボコボコにフィードバックされました。それがとても悔しかった。でも、その後教わったフレームワークを使って、30分後ぐらいに回答したものはめちゃくちゃ褒められました。ロジカル系のフレームワークは世の中にたくさん散らばっていますけど、片っ端から読んでインストールすればいけると気づいたんです。そういうゲームなんだなって。
そこから1〜2ヶ月くらい、ロジカルシンキングやグループディスカッション、クリティカルシンキングなどの各種フレームワークの有名な本は全て読んで頭の中にインストールしました。インストール後はグループディスカッションもまとめやすくなったし、自分がどういう場所に合うのかもわかるようになっていきましたね。

人の痛みがわかる事業家になるために、ベンチャーでの泥臭い経験を求めた

荒井:最終的にガイアックスに入社を決めたのはなぜですか?
松田:企業を探している時に、さまざまな社長の話を聞きに行っていました。ベンチャーで働くとなったら、社長をおもしろいと思えるかって大事じゃないですか。社長や組織の風土をおもしろいと思えるかという目で見ていたら、残ったのが3社くらいで、その内の1社がガイアックスでした。
その中でも、多領域で裁量権を持って仕事ができる会社って、実はほぼないんですよ。実際に働いてみたら、営業では裁量権があるけど、マーケティングの領域では裁量権がないとか。何でもやらせてくれる「暴れ馬求む」みたいところは、意外と少ないんだと就活中に気がついたんです。
就活をしていた頃、事業家として必要なあらゆるスキルセットが身につく経験をしてから、自分で事業をつくりたいと思っていました。営業も企画もマーケティングも財務も、全領域を数年で経験したかったので、一番裁量権があって、一番いろいろできそうなのはここだ!と判断してガイアックスへの入社を決めました。
荒井:事業家になるためには全領域を経験する必要があると考えたのは、どうしてですか?
松田:例えば自分が営業マンだったとして、自分に指示する上司が過去に1件も受注したことがなかったらムカつくじゃないですか。僕だったら「何を偉そうに」という感じになるだろうと。一方で、成果が出たかどうかは別として、過去にちゃんと外回りをしたことがあるとか、法人営業をして大きな案件を1つ受注したことがあるとか、そういうエピソードが1個あるだけで大きく変わると思うんです。
なので、いろいろと経験しておかないと、自分が事業家やマネージャーの立場になった時に人の痛みがわからないし、同じ目線で会話ができなくなってしまうなと。
僕は就活をはじめてから就活生向けの本や海外の起業家の自伝を読んで勉強していたんですけど、自伝を読んでいるとみんな泥臭いことをちゃんとやっているんですよ。
当時の僕はイーロン・マスクに衝撃を受けて、ガイアックスの面接でも「僕はイーロン・マスクを目指します!」と言っていました。アントレプレナーにすごく憧れを抱いていたので、いろいろ経験していないとそういう人にはなれないと考えていましたね。

27歳にして上場ITベンチャー企業の取締役になった人の、新人時代の話
27歳にして上場ITベンチャー企業の取締役になった人の、新人時代の話

大学生がベンチャーに入社して半年で、ベンチャーキャピタリストとしてファンドの代表取締役社長に就任

実務経験無しでも自走するためには、圧倒的なインプットが必要

荒井:実際にガイアックスに入ってからは、どんなことを経験されたんですか?
松田:最初からいきなりM&Aチームに入りました(笑)。チームを編成して、先輩のみなさんにメンタリングやフィードバックをしていただけるのかと思いきや、最初から基本的に僕が全部やるという状態でした。いま思えば、その環境にかなり鍛えられたと思っています。
自分でスタートアップを探してコンタクトを取るので、まずは情報を集めるためのリサーチスキルが必要なのでとことん勉強して。さらに、そこからアポを取るためにメールを送るにあたって、メール1通の内容を考えるのにも本気で取り組まないとなかなか機会が得られない。加えて、短期間で収集した情報を書類にまとめて会議に出すまでのタスクもやらないといけないですし、財務領域にも手をつけなければいけなかったので、会計や法律の勉強もしつつ、同時に企画の回し方についても勉強するカオスな日々を送っていました。
なので、入社当時は、昼休みに15分ぐらいでご飯を食べた後に書店に寄ってインプットして、また仕事に戻るというサイクルを半年間くらい繰り返しましたね。当時のオフィスがあった五反田の書店にあるビジネス書コーナーの本は全て読んだと思います。

その後、入社から半年後くらい経ってM&Aが1件終わったくらいのタイミングで、社内のナレッジが溜まってきたのでファンドをつくろうという動きが社内で生まれます。その結果、2015年の10月にガイアックス子会社の株式会社GXインキュベートを設立する運びになって、その会社の代表取締役社長に就任させていただきました。そこではベンチャーキャピタリストとして、出資活動をすることになりましたね。
荒井:社会人経験ゼロのところから、半年でベンチャーキャピタリストとしてファンドの代表に……。何をどうやって学んで、仕事をこなしていたのですか?
松田:僕のスタイルはシンプルで、まず専門書を全て読むんです。「よくわかる〇〇」みたいなレベルではなくて、法律事務所が書いている値段も高い専門書のような本で勉強をします。プロジェクトで発生し得るリスク、チーム編成、プロジェクトスキームなど、細かく書いてある本を1ページずつ全て読んでいました。
荒井:「その領域について一通り網羅している状態」をいかに速くつくれるかが勝負なわけですね。
松田:本を読んで知識だけインストールすると、実務経験がなくても、あたかも過去にやったことがあるように「こんな感じで進めますが、よろしいですか?」とコミュニケーションができるようになるんです。
ある意味では賭けになるんですけど、本を読んで「できる感」を出し、インストールした知識が実践で通用するかどうかを確かめる作業を繰り返してきた感じですね。

シリコンバレーの起業家たちと出会い、悔しさによって更にエンジンがかかった

荒井:新人時代に一番大変だったことはどんなことでしたか?
松田:入社して最初の3〜4ヶ月がキツかったですね。勉強してインプットが増えて、なんとなく仕事の進め方がわかってきたけど、アウトプットは出ていない状態。
今思えば時間がかかって当たり前なんですけど、入社して3ヶ月で何の成果も出ていないことに焦っていて、最初の頃は上司の上田さん(ガイアックス代表)ともかなりぶつかっていました。
上田さんから当時頂いていたフィードバックには「今日の態度は非常に良くないですね。まず、僕を上司と思っていない。」などと書かれていましたね(笑)。僕も悪い意味で尖っていたので、僕の態度に対する指摘をたくさんいただいていました。非を認めなかったり、自分の至らない部分を認識しなかったり。そのままだと成長しないですよね。
でもその時は指摘されても逆ギレして、「やめてやるぞ!」みたいな感じで100行近いメールを上田さんに送ったこともあるんです。
荒井:抗議文みたいなものですか?
松田:たぶん「俺は怒ってるぞ!」と言いたかったんでしょうね(笑)。
その後、僕に対する労いだったのか、色々なプロジェクトの関係でサンフランシスコに出張に行くことになり、シリコンバレーに行きました。
本場の起業家とはなんぞや?みたいな感じで、起業家でもないのに起業家シェアハウスに宿泊して生活しました。
周りにいる人は起業家ばかりで、資金調達している人やスタートアップをやっている人ばかり。みんな起業していてそれぞれのサービスについてプレゼンできる中で、「お前は何もやっていないの?」と言われてものすごい劣等感を感じていましたね。
「イーロン・マスクになりたい」とか言って入社したくせに、イーロン・マスクはおろか、平均的なサンフランシスコの起業家の足元にも及んでいないと気がついて。
帰ってきてからは、死に物狂いでそれまでの2倍働くようになりました。それまで散々生意気なことを言っていましたけど、シリコンバレーで衝撃を受けてからは「今まで仕事していなくてすみません。今までの給料返したほうがいいですかね?」という心境でした。

「態度悪いよ」上司や先輩からの指摘は忘れられないギフトになった

松田:そして、もう一つ印象的なことがあります。
ファンドを作ってから大型の出資が決まり、その出資先に僕含めてガイアックスから何人かが出向した時のことです。
いまaini(旧:TABICA)事業部にいる高田大輔さんも一緒に出向したのですが、高田さんには僕の仕事に対する姿勢にたくさんフィードバックをいただきました。
ある時、トラブルが発生してわちゃわちゃしていた時に、ミーティングがありまして。
人生で経験したことのない規模のトラブルだったので、僕は精神的にちょっとイライラしていて、ミーティング中に投げやりな態度を取ってしまっていたんです。
そしたら高田さんからその場で「松田さん、態度悪いよ。よくないよ。」と強めに指摘をされて。マンツーマンならわかるけれど、みんながいる場所で。その時の高田さんの言葉にハッと気づかされました。
他にも、一緒に仕事をしていく中で僕が悩んでうんうん唸っていたら、「松田さん、悩むとか贅沢だから」と言われたり。その言葉によって僕自身も成長させてもらいましたね。立場としては2人とも役員でしたけど、僕自身は高田さんから仕事の仕方などを盗ませていただいたので、本当に感謝しています。
荒井:周りの方々から愛のある指摘をもらって、いまの松田さんになっていったんですね。率直なフィードバックをもらえるのも、松田さんの一生懸命さが周りにも伝わっていたからなのではないでしょうか。

後編のブログはこちら:27歳で取締役としてベンチャー企業の上場を経験して見えた景色

インタビュアー:荒井智子
ライター:黒岩麻衣

編集後記

新卒で未経験でM&A担当になったことも驚きですが、その後のインプットのすごさにも驚くばかりです。次回は、異様なほどの松田さんのパワーが湧いてくる源泉に迫っていきたいと思います。

このインタビュー記事の動画も是非ご覧ください


Vision Notes Episode 4 – アディッシュ株式会社取締役 松田光希
『27歳にして上場ITベンチャー企業の取締役になった人の物語』


投資先経営者
1. 「やりたいことがなかった」私が、上場ベンチャーの女性役員になるまでのファーストキャリア – アディッシュ株式会社取締役 杉之原明子
2. 悩んで、向き合い続けたからこそ切り開けた、上場ベンチャーの女性役員というキャリア – アディッシュ株式会社取締役 杉之原明子
3. 上場を経験したからこそできる、「身近な社外の女性役員」という役割 – アディッシュ株式会社取締役 杉之原明子
4. 研究者の道を捨てた僕は、カオス真っ只中のベンチャーで自分の道を切り拓いてきた – アディッシュ株式会社代表取締役 江戸浩樹
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6. 27歳にして上場ITベンチャー企業の取締役になった人の「新人時代」とは? – アディッシュ株式会社取締役 松田光希
7. 27歳で取締役としてベンチャー企業の上場を経験して見えた景色 – アディッシュ株式会社取締役 松田光希
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9. 人間は、人間らしく働こう。 情熱を持って“自分の”ど真ん中を走り続ける – 株式会社Tokyo Otaku Mode 代表取締役社長 小高 奈皇光
10. 都内7.4%が導入するスマートロックを生んだ男|起業までの道のり ー 株式会社Photosynth代表取締役社長 河瀬航大
11. “キーレス社会”を実現する|70億円調達、会社を率いた6年半 ー 株式会社Photosynth代表取締役社長 河瀬航大
12. 会社づくりもデザインの一環、漫画家の道から起業家へ – 株式会社TRUSTDOCK 代表取締役 千葉孝浩
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15. 定額住み放題サービスADDressが切り拓く、これまでの延長線上“じゃない”未来 ー 株式会社アドレス代表取締役社長 佐別当隆志
松田 光希
2015年4月に株式会社ガイアックス入社後、経営管理部M&A担当を経て、同年10月にガイアックス子会社の株式会社GXインキュベートを設立、代表取締役社長就任。ベンチャーキャピタリストとして多数の出資を実行した後、2018年9月よりアディッシュ株式会社へ参画。経営管理部部長兼内部監査室長として2020年3月の東証マザーズ市場への株式公開を推進し、同月取締役に就任。Anyflow株式会社CFO。北海道大学理学部卒。
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